にいこく広場

にいこく広場

【にいこくひよっこ体験記】とは、新潟国道事務所(にいこく)の若手職員(係員)が仕事の中で体験したことをお知らせする「にいこく広場」です。

01月号

01 月 30 日更新(244)

知っていますか?工事の落札者は価格だけで決まるのではないのです!

 皆さんは、道路がどうやって作られるか知っていますか?多くの場合で、専門の建設業者等と契約をして工事をお願いしています。今回はどうやって道路を工事する企業を決めるのかというお話しをしたいと思います。

 工事の発注方式には様々なものがあり、これまでは、標準的な技術・工法を用いて工事の品質や安全が確保出来る一番安い「価格」の企業を落札者とする方式でしたが、現在は「価格」のほかに企業の持つ技術力や新しい技術の提案といった「価格以外の要素(品質など)」を総合的に評価し、「品質」と「価格」の両面から見て最も優れた提案をした企業を落札者とする「総合評価落札方式」が一般的になってきています。

 ここで言う「品質」とは、完成した建設物はもちろんのこと、工事の効率性や安全性、環境への配慮等のことです。これらを同じような工事の経験や過去の成績などの「施工能力」や、施行方法や工事中の工夫などの「提案(「技術提案」といいます)」等で評価しています。この結果、ただ安いだけではなく、これまで以上に「品質」の高い工事を行うことができています。

 新潟国道事務所で事業を行っている「朝日温海道路」の「1号トンネル工事」も「総合評価落札方式」で工事を発注しています。トンネル工事は規模も大きくとても難しい工事ですが、「施工能力」や「技術提案」も踏まえて施工業者を選定しています。

 このように、にいこくでは、「総合評価落札方式」という発注方式で民間企業と契約を行うことで、品質よく、かつ価格の安い道路を作ることを目指しています。

関連URL:北陸地方整備局ホームページ「公共工事の品質確保」

関連URL:日本海沿岸東北自動車道 国道7号 朝日温海道路

関連URL:にいこくひろば「朝日温海道路起工式が行われました!」

  • 「価格のみの競争」と「総合評価落札方式」における落札者決定のイメージ※画像をクリックすると拡大されます

  • 総合評価方式で契約した企業が工事している1号トンネル内の工事の様子

01 月 25 日更新(243)

知っていますか?道路にあるいろいろなモノ

 普段何気なく通っている道路。自動車で、オートバイで、自転車で、歩いて、さまざまな方法で利用していると思います。そんな道路の風景をちょっと思い出してみてください。道路にはどんなものがあるでしょうか?信号、看板、バス停などなど・・・。

 もちろん、地上だけではありません。地面の下にもいろいろあるのです。ライフラインであるガス管や水道管、下水道管。地下に電線を入れて電柱をなくしている場所もあります。

 道路にごく普通にあるいろいろなモノ…、実は道路を管理する国や県、市町村(道路管理者)の許可を受けて設置されています。道路管理者は、道路法に基づいて、基準を満たした物件のみを許可(「占用許可」といいます)しています。ちなみに、にいこくでは平成28年度に641件の占用許可を行いました。

 道路にあるいろいろなモノ・・・何気ないモノでも、実は様々な手続きがあってその場所にあります。少し気にしながら散歩してみるのも良いかもしれません。

 ※なお、写真にある青い標識は道路管理者が、信号については公安委員会が、それぞれ設置しています。

  • 道路にあるいろいろなモノ1※画像をクリックすると拡大されます

  • 道路にあるいろいろなモノ2※画像をクリックすると拡大されます

  • 地面の下にもいろいろあります

01 月 18 日更新(242)

知っていますか?インターチェンジには様々な形式がありますB「姥ヶ山IC編」

 にいこくでは、国道49号「姥ヶ山IC」の工事も進めています。

 「姥ヶ山IC」では、「ダイヤモンド型」のICから、「不完全クローバー型(福島県へ向かう方向)」と「ダイヤモンド型(新潟へ向かう方向)」を複合した形に整備することで、次のような改善を図ります。

@ 国道から市道へ入る信号により車が停止する場所を確保することによって、渋滞が国道の本線までいかなくなり、国道49号線が円滑に通行できるようになります。

A 近接する市道交差点の位置を変更し、姥ヶ山IC周辺の交通混雑の解消を図ります。

 全3回でお話ししたように、にいこくで作るバイパスには、その場にあったICを考え、設置しています。

 工事中はご迷惑をお掛けしますが、どうぞご理解とご協力をお願いします。

 今回紹介した以外にも、ICには様々な形式があります。興味を持って頂けた方は、是非調べてみてください!



  • 姥ヶ山IC

01 月 16 日更新(241)

先日の新潟県内各地の大雪。改めて冬の備えを万全にお願いします

 1月11日(木)から13日(土)頃まで降り続いた雪は、大雪となって新潟県内各地で混乱をもたらしました。新潟市内でもこんなに雪が降るのは、何年かぶりです。

 今回の大雪のため、平地でもスリップや立ち往生する車両が見受けられました。今回は大型車のみならず乗用車でも発生していたようです。

 にいこくでは、昨年の11月1日から道路雪害対策支部を立ち上げ24時間体制で道路の監視にあたっています。今回の大雪でも、にいこくの除雪車はフルに稼働し、除雪業者の皆さんと共に除雪作業を行いました。

 除雪作業中においては、走行中の皆様にご不便、ご迷惑をおかけする面もあると思いますが、どうかご理解をいだだければ幸いです。

 雪の降る季節は終わっていません。私たちもまだまだ気が抜けません。

 皆さんも改めて冬の備えを万全にするとともに、引き続き安全な運転をよろしくお願いいたします。

 ※本日掲載予定の「知っていますか?インターチェンジには様々な形式がありますB」は、大雪のため、次回掲載します。

  • 新潟市中央区東大通りの除雪作業の様子

  • 新潟バイパスの除雪作業の様子

  • 新潟市中央区東大通での運搬除雪の様子

  • 新潟市中央区学校町通の歩道除雪の様子

01 月 11 日更新(240)

知っていますか?インターチェンジには様々な形式がありますA「大夫興野IC編」

 前回に引き続き、ICのお話しです。

 にいこくでは、国道7号「大夫興野IC」の工事を進めています。

 これまでの「大夫興野IC」は、ダイヤモンド型のハーフICでしたが、現在は、これをフルICにするための整備を行っています。

 ハーフICは読んで字のごとく、フルICの半分の状態です。ちなみに現在の大夫興野ICについては、新潟方面に行くことや新潟方向から降りてくることしかできませんが、整備後には新発田方面にも行くことができて、新発田方向から降りることができます。これにより、利用が集中している蓮野ICにおける交通を分散させ、交通渋滞や事故の削減を図り、新潟東港地区へのアクセス性向上を図ります。

  • 大夫興野IC

  • 大夫興野ICの改良について※画像をクリックすると拡大されます

  • 整備前:ハーフIC

  • 整備後:フルIC(ダイヤモンド型)

01 月 10 日更新(239)

知っていますか?インターチェンジには様々な形式があります@

 皆さんが普段利用している高速道路やバイパスには「インターチェンジ」が付き物ですが、その形には色々な種類があります。今日から3回にかけて、インターチェンジについてお話しします。

 「インターチェンジ(・・・これからは、アルファベットで「IC」と表示します)」とは、立体交差や道路同士を接続するためのランプ(連結路)を有するものであり、主に高速道路やバイパスなど交通量が多い道路と一般道路を接続するために設置されるもので、日東道や新潟バイパスに多くあります。互いの交通をやりとりする上で重要となっています。

 今回は、5つの形式についてご紹介し、次回から、にいこく管内の事例を紹介します。

 参考:道路構造令の解説と運用 平成27年6月(公益社団法人 日本道路協会)

  • ダイヤモンド型(単純な形で、ICとしては、最もよく使われる形式です。にいこく管内のバイパスでも、一番目にすることが多い形式です)

  • 平面Y型(ダイヤモンド型に似た形をしているこの形式は、比較的交通量の少ない地方部ICで目にすることが多い形式です)

  • トランペット型(楽器の「トランペット」のような形をしているため、この名が付けられました。高速道路のICで、目にすることが多い形式です)

  • クローバー型(この形式は、ランプ部がクローバーの葉のような形をしていて長いことが特徴です)

  • 不完全クローバー型(不完全クローバー型は、クローバーになっていないICです)

01 月 03 日更新(238)

新年明けまして、おめでとうございます!

 新年明けまして、おめでとうございます。

 本年もにいこく(新潟国道事務所)をどうぞよろしくお願いいたします。

 「にいこく広場」では、にいこくの事業や様々なイベントの開催状況などを紹介していきますので、ご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

  • にいこく近影(平成30年1月4日)

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