
(1)流域及び河川の概要
【河川水の利用について】
河川水の利用については、荒川の急峻な地形と豊富な水量を背景に、古くから水力発電や、農業用水、水道用水、工業用水として利用されてきた。農業用水としては約7,000haに及ぶ耕地の灌漑に利用され、特に下流部の越後平野において積極的な活用が行われている。また、水力発電として昭和2年に建設された鷹ノ巣発電所をはじめとする6箇所の水力発電所で使用され、総最大出力71,500kWの電力供給が行われている。
水質については、BOD75%値で見ると概ね1.0mg/lであり環境基準値(県境より旭橋で2.0mg/l、旭橋から河口で3.0mg/l)を満足しており、全国でも上位に入る清流河川となっている。 |
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