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龍神湖周辺で見られる植物


●ハウチワカエデ(カエデ科)
5月ごろ濃い赤紫色の花を咲かせ、10~11月ごろに紅葉します。高瀬渓谷は多くのカエデ類が紅葉しますが、中でも最も美しく紅葉するのがハウチワカエデです。葉は直径が10cm以上になり、9~11に分かれます。


高瀬渓谷のカエデ
10月中旬から11月中旬にかけて、龍神湖周辺から高瀬渓谷全体がみごとに紅葉します。ひとくちに「紅葉」といっても、実はカエデの種類によって赤い葉や黄色い葉になるものがあります。そこで、高瀬渓谷で見られる色鮮やかなカエデの代表的なものを紹介しましょう。
 
紅葉するカエデ:
ヤマモミジ、ハウチワカエデ、コハウチワカエデなど
黄葉するカエデ:オニイタヤ、モトゲイタヤ、ウリカエデ、ウリハダカエデなど


龍神湖周辺で見られる動物たち


散策中、いつもキミたちの近くにいる仲間は鳥たち。耳をすまし目をこらせば、鳥たちのさえずりや餌をついばむ姿を見ることができる。コンパクトな双眼鏡があれば、鳥たちはますます身近な仲間になるよ。一方、なかなかお目にかかれそうもないのが大きな動物たち。運がよければ散策コース対岸の岩場に立つニホンカモシカの姿を見ることができるかも。ただし、ツキノワグマやマムシなど危険な動物もいるので、コースをはずれないようにね。

ほ乳類

●ニホンカモシカ(ウシ科)
特別天然記念物に指定されている動物ですが、運がよければ大町ダムでも見かけることができます。
ニホンカモシカはかつて、狩りの対象とされていたために、その数が減り、山奥でしか見られませんでした。昭和9年に「天然記念物」に指定されて保護が始まり、数が増えて大町ダム周辺でも見られるようになりました。

●ニホンザル(オナガザル科)
昼間活動し、地上や木の上で生活します。そして果実・木の芽・昆虫などを雑食するので、一年中見かけることができます。散策コースを歩いていると、ときどき動物のフンを見かけますが、これはほとんどニホンザルのものです。


鳥類

●トビ(ワシタカ科)
ワシやタカの仲間でよく見られるのがトビ。生きている魚やネズミが主なエサですが、動物の死がいも食べます。龍神湖の上や山腹を旋回して飛んでいるのですぐわかります。鳴き声は「ピーヒョロロ」。


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