大町ダム周辺で見られる陸上のいきもの
哺乳類
ツキノワグマクマ科

- 大きさ:110~130cm
- 生息環境:山地帯から高山帯にかけての森林内
- 食性:植物食傾向の強い雑食(果実や草花、アリなど)
- 繁殖期:5~7月
- 特徴:胸元の白い「三日月模様」が名前の由来だが、模様がない個体もいる
ニホンザルオナガザル科

- 大きさ:オス53~60cm
大きさ:メス47~55cm - 生息環境:落葉樹林、照葉樹林
- 食性:植物食傾向の強い雑食(果実や草花、昆虫など)
- 繁殖期:9~12月
- 特徴:人間と同じく昼に活動し、夜は眠る。尻尾は短い。
ニホンカモシカウシ科

- 大きさ:70~85cm
- 生息環境:亜高山帯以下の森林、ブナやミズナラを中心とした落葉広葉樹林
- 食性:植物食(落葉広葉樹や針葉樹、草木の葉)
- 繁殖期:10月下旬~11月
- 特徴:特別天然記念物の動物。オス、メスともに2本の角がある。
ニホンジカシカ科

- 大きさ:100~130cm
- 生息環境:亜高山以下の森林
- 食性:植物食
- 繁殖期:9~11月
- 特徴:日本では唯一のシカ科動物。オスのみに角が生え、毎年生え変わる。食物環境、生息環境にあわせて、数キロから数十キロメートル季節移動を行うことがある。
ニホンイノシシイノシシ科

- 大きさ:110~160cm
- 生息環境:常緑広葉樹林、落葉広葉樹林、里山の二次林、平野部など広く分布
- 食性:植物食傾向の強い雑食性
- 繁殖期:12~2月
- 特徴:生まれて4か月くらいまで背中に縞模様があり、ウリボウと呼ばれる。
鳥類
オシドリカモ科

- 大きさ:41~47cm
- 生息環境:平地から山地の、特に広葉樹が広がる薄暗い水辺
- 食性:植物食傾向の強い雑食性(木の実、昆虫、貝類等)
- 繁殖期:5~6月
- 特徴:主に西日本で越冬し、夏に雌雄で繁殖地の北海道、東日本へ旅立つ。
ヨタカヨタカ科

- 大きさ:29cm程度
- 生息環境:低地から山地の草原や灌木が散在する明るい林に生息。
- 食性:動物食(ガなどの昆虫類)
- 繁殖期:5~8月
- 特徴:夜行性。林縁の地上に直接産卵する。
マガモカモ科

- 大きさ:50~65cm
- 生息環境:日中は河川や湖沼、海岸、夜間は水田や河川
- 食性:植物食(イネ科草本、タデなどの植物)
- 繁殖期:4~8月
- 特徴:主に冬に飛来し、群れを形成。春には、雌雄が連れだって繁殖地へ旅立つ。
ヤマセミカワセミ科

- 大きさ:38cm程度
- 生息環境:山地渓流、湖沼
- 食性:動物食(イワナ、カジカなどの魚類)
- 繁殖期:3~8月
- 特徴:山間の湖沼・ダム湖や河川の上流域に生息。崖地の土壁に横穴を掘り繁殖。
カワアイサカモ科

- 大きさ:58~72cm
- 生息環境:湖沼、河川
- 食性:動物食(魚類)
- 繁殖期:4~6月
- 特徴:冬鳥として10月頃に渡来し、大町ダム周辺で越冬し、3月頃に繁殖地へ渡去する。
イワツバメツバメ科

- 大きさ:13cm程度
- 生息環境:平地から高山帯にかけての開けた場所。山地の断崖やダム堤体等の人工構造物に集団で営巣。
- 食性:動物食(昆虫類)
- 繁殖期:4~8月
- 特徴:3月頃に渡来し、大町ダム周辺で繁殖、10月頃に越冬地へ渡去する。
昆虫類
ムカシヤンマトンボ科

- 大きさ70mm程度
- 生息環境:渓流沿い、湿地
- 食性:動物食
- 成虫が見られる時期:4~8月
- 特徴:名前のとおり、原始的な特徴をもつ種類で、成虫になるのに3年かかるといわれていいます。
ハルゼミセミ科

- 大きさ:20~30mm
- 生息環境:尾根・貧養地の高木林。龍神湖右岸の林地で生息を確認。
- 食性:成虫は樹木の樹液
- 成虫が見られる時期:4月末~6月
- 特徴:活動時期が他のセミより早く、マツ林を好んで生息しています。
ミヤマクワガタクワガタムシ科

- 大きさ:40~80mm
- 生息環境:渓畔の高木林
- 食性:成虫はクヌギ、コナラなどの樹液を餌とする
- 成虫が見られる時期:7~8月
- 特徴:他のクワガタに比べて頭部の両側が張り出しています。
ヒメシジミシジミチョウ科

- 大きさ:16mm(はねの長さ)
- 生息環境:山地草原や伐採後の草地
- 食性:花の蜜
- 成虫が見られる時期:4月下旬~6月
- 特徴:幼虫はキク科やマメ科の植物を食べて育ちます。
ヨモギハムシハムシ科

- 大きさ:8mm前後
- 生息環境:水位変動のある草本群落
- 食性:ヨモギ、ヤマシロギクなどの葉を餌とする
- 成虫が見られる時期:4~11月
- 特徴:体全体に光沢のあるハムシです。よく歩き回りほとんど飛びません。