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北陸地方整備局 北陸ICT戦略推進委員会

令和2年度ICT活用工事報告会

<<令和3年度

▉ICT活用工事・業務の事例紹介

 北陸ICT戦略推進委員会では、i-ConstructionにおけるICTの全面的な活用のより一層の普及を図る取組の一環として、建設業に従事する技術者向けに「ICT活用工事報告会」を開催しています。
 報告会では、今年度ICT施工(土工、舗装、河川浚渫、CIM活用、砂防工)に取り組んでいただいた工事・業務から、好事例を選出し、活用のメリットや施工上での留意点・課題等を報告していただいております。
 今年度は新型コロナウイルスに対する措置として、報告会場を設営しての対面による会は開催せず、Web開催として好事例をWeb上に公表することで報告会とさせていただきます。

<地方公共団体等の取組部門> 

 
 令和2年度i-Construction大賞
国土交通大臣賞
   
 インフラを守る時代のi-Construction
(取組主体:富山市)    
   
 i-Constructionの様々な取組を実施しており、特に、橋梁のモニタリングシステムを導入・構築する等、有効性が高く先進的な取組を行っている。    

<直轄工事・業務部門>

 
 令和2年度i-Construction大賞
優秀賞
令和2年度i-Construction大賞
優秀賞
 
 
 R1信濃川下流地質調査業務
(発注者:信濃川下流河川事務所)
(受注者:株式会社 興和)    
 一般国道403号小須戸田上バイパス舗装工事
(発注者:新潟市)
(受注者:丸運建設 株式会社)
 
 3次元地盤モデルを活用することで、設計やICT施工の精度向上、設計業務の効率化に繋げることができる。  新潟市の舗装工事として初めてICTを活用し、小規模工事における有効性が確認された。出来形精度向上と工期短縮された一方で、小規模工事では費用対効果が課題となった。  

<直轄工事・業務部門>

令和2年度優良委託業務
局長表彰
令和2年度優良工事
事務所長表彰
 
令和2年度優良工事
事務所長表彰 
 朝日温海道路7号トンネル詳細設計業務
(発注者:羽越河川国道事務所)
(受注者:エヌシーイー株式会社)    
 大島地区河道掘削その5工事
(発注者:信濃川下流河川事務所)
(受注者:株式会社 吉田建設)
 登川流路工第8号床固工改築工事
(発注者:湯沢砂防事務所)
(受注者:株式会社 種村建設)
 トンネル詳細設計においてBIM/CIMモデルを活用し、走行シミュレーションにより視覚的な設計を実施した。設計工程遅延の影響を最小限に抑え作業の効率化が図れた。  3D測量、3D設計データ作成、3D出来形管理の内製化を行ったことで、工程短縮に繋がった。出来形の精度が向上したことで、設計値と誤差をひと目で確認することができた。  3D測量、3D設計データ作成、3D出来形管理の内製化を行ったことで、現場のペースに合わせたICT施工が可能となり、工程短縮に繋がった。
 令和2年度優良委託業務
事務所長表彰
令和2年度優良委託業務
局長表彰 
 令和2年度優良委託業務
局長表彰
 国道17号竹俣跨線橋(跨線部)詳細設計業務
(発注者:長岡国道事務所)
(受注者:大日本コンサルタント株式会社 北陸支社)
 朝日温海道路大須戸川橋詳細設計業務
(発注者:新潟国道事務所)
(受注者:東京コンサルタンツ株式会社 新潟支店)
 平成30年度倶利伽羅防災トンネル詳細設計業務
(発注者:富山河川国道事務所)
(受注者:株式会社 オリエンタルコンサルタンツ 北陸支社)
 詳細設計において、3D測量やCIMモデルをを活用した。これにより、JRとの協議円滑化や夜間作業の省力化を図ることができた。  橋梁の1断面作成するのに3時間程度要していたが、CIMモデルを活用することで数分で作成可能となった。作業効率上昇や労働時間短縮に有効であった。  トンネル詳細設計において、CIMモデルを活用した地すべりリスクに対応した設計を実施した。また、設計・施工のシームレスな情報管理を実現した。
 令和2年度優良工事
事務所長表彰
令和2年度優良工事
事務所長表彰
 
令和2年度優良委託業務
局長表彰 
 H31 多枝原谷下流砂防堰堤工事
(発注者:立山砂防事務所)
(受注者:株式会社 干場建設)
 H30・31羽咋道路 酒井地区その4工事
(発注者:金沢河川国道事務所)
(受注者:南建設 株式会社)
 平成30年度輪島道路(2期)神田川高架橋詳細設計業務
(発注者:金沢河川国道事務所)
(受注者:大日本コンサルタント株式会社 北陸支社)
 砂防現場の限られた施工期間、地形的な制約の中でICT技術を活用し、危険な作業の省略や全体工程の3割向上が確認された。  路体盛土工において、IoT技術を活用し施工管理の省力化、経済性向上を図った。当技術は、工程を一括管理できることから、DXを推進するうえで有用な技術になり得ると期待される。  橋脚設計において、施工ステップや内部干渉照査などにCIMを活用した。3次元化で見える化することにより、設計段階から完成時や施工状況がイメージしやすくなった。
令和2年度優良工事
事務所長表彰
 
   
 浦川下流工事用道路その5工事
(発注者:松本砂防事務所)
(受注者:株式会社 北野)
 
 盛土工においてICT技術を活用した。施工以外の4プロセスを内製化し、時間的ロスを解消するとともに、社内のICT技術者育成に取り組んだ。

<地方公共団体等の取組部門>

   
 防点国第36-05-00-01号
一般国道403号小須戸田上道路改良工事

(発注者:新潟県)
(受注者:小柳建設 株式会社)
  二級河川米町川 広域河川改修工事(築堤8工区)
(発注者:石川県)
(受注者:池田建設工業 株式会社)
 主要地方道 金沢田鶴浜線 地方道改築工事(舗装1工区)
(発注者:石川県)
(受注者:北川ヒューテック 株式会社)
 掘削工、下層路盤工にてICTを活用し、生産性向上および安全性の確保を図った。IoTの活用にも取り組み、無事故、無災害、苦情ゼロを達成した。   ICT(施工履歴管理)を活用することで、生産性や施工管理の向上等に繋がった。設計段階から現場を3次元化して可視化することで、ミス軽減や安全対策等の調整に繋がり、作業意識の向上となった。   3D測量から3Dデータの作成まで全ての段階でICT活用を行った。省人化の効果を一番実感し、今後もICTの普及に努めていく。

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