雪国楽校応援隊通信 第2号

9/12

小出小学校(11月1日)

川の学習でひとりひとりのテーマを見つけるため、遠足を兼ねて羽根川へ行きました。「川について」のお話をする講師は元高校教諭の荒川勝利さん、「災害や砂防について」は湯沢砂防事務所調査課の杉本課長、小野係長が説明しました。
最初に、羽根川を橋の上からのぞき観察です。川原に下りてからは、淵と瀬や石の流れ方を観察しました。
中子沢砂防公園では「砂防の学習」と「水質の学習」の2グループに分かれて行動です。「砂防の学習」では、土石流模型実験と砂防えん堤の見学を行いました。模型の土石流が下流の家や橋を流す様子に、児童たちからは驚きの声があがりました。
「水質の学習」では、水に含まれる酸素量を測定しました。羽根川の支流である中子沢にも酸素をいっぱい含んだ水が流れていることが分かりました。また「川の色は場所によって違うけどどうして?」「川の水は温度が低いのはなぜ?」など児童からたくさんの質問が出てきました。川について興味がわいてきたようです。
(砂防の学習)

中子沢砂防公園の駐車場で土石流模型実験を行いました。土石流に見立てた砂利が、模型の家を押し流してしまいました。

中子沢にある塩ヶ沢砂防えん堤を見学。間近に見るえん堤に圧倒されています。
(水質の学習)

溶存酸素(DO)のパックテストを行いました。中子沢の水にもたくさんの酸素が含まれ、生物が生活できる水だということが分かりました。

「川の色が場所によって違うのはなぜ?」と質問する児童。「光によって青く見えたり緑に見えたりするけど、池などではプランクトンによって色が変わることもあるよ。」と荒川さん。