トップページ > 高瀬渓谷観察ノート

●キアシナガバチ(昆虫類・スズメバチ科)
アシナガバチ亜科で一番多いのはキアシナガバチです。草木の細枝・岩かげ・コンクリート壁の雨のかからないようなところに巣をつくります。巣へ近寄ると、ハチは体を震動させて威嚇します。巣をつついたり石などを投げたりすると、攻撃してきます。刺されると、過敏症の人はショックで死ぬこともあります。

●キイロスズメバチ(昆虫類・スズメバチ科)
大形のスズメバチ科で最も多いのがキイロスズメバチです。巣をつくる場所は、木の枝・建物の軒下・樹洞などです。ハチはエサになる昆虫を探して飛びまわったり、花蜜・樹液などを求めて飛びまわります。このような行動をしているハチには刺激を与えないようにしましょう。刺されるとショックで死ぬこともあります。


フィールドサインとは
散策コースを歩いていると野生動物の足跡や糞・ツメ跡などをよく見かけます。このような野生の動物が残した痕跡を「フィールドサイン」といいます。これを観察することで、そこに住む動物の種類や大きさなどがわかります。道路の上に残った糞や木をかじった跡、雪の上の足跡などは、もっとも見つけやすいフィールドサインです。


野鳥のありのままの姿を観察しよう
野鳥が自然の中で活動している様子を観察することを「バードウォッチング」といいます。
山や渓谷に出かけると、そこには鳥がいます。美しい色をした鳥やおもしろい鳴き声の鳥に出会ったら、「これはなんという鳥だろう?」と興味がわきます。そしてだんだん鳥の見分け方を覚え、鳴き声で鳥の種類がわかるようになると、自然観察の楽しみが増え、ますます自然に親しみがわく…。これがバードウォッチングの大きな魅力といえるでしょう。最初は代表的な野鳥の姿や鳴き声の特徴をいくつか覚えておき、野鳥を見つけたらこの本などで確かめ、フィールドマップに記録するといいでしょう。


危険な生物に出会ったら
龍神湖周辺では、ニホンツキノワグマやマムシ、ヤマカガシ、キイロスズメバチなどの危険な生物に出会う可能性があります。対策は、早期発見・早期退散が一番。とにかく危険なものには近寄らないことです。また、散策コースをはずれて山やガケに入らないことも大切です。
マムシやヤマカガシは湖岸や川岸での休憩のときなど特に要注意。ハチに刺されないためには、とにかく巣に近づかないこと。また、飛んできても大きな動作や大声を出さないようにしましょう。


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