立山砂防事務所のある千寿ヶ原から、立山カルデラ入口にある水谷出張所まで、砂防工事専用のトロッコ列車が動いています。

トロッコ列車は、昭和4年に運転が始まりました。それまでは、工事に必要な材料を人や馬で運んでいましたが、トロッコ列車の登場で工事も迅速に進められるようになりました。それから80年以上もの間、トロッコ列車はずっと立山砂防で活躍しています。
めずらしいスイッチバックと610mmの狭い線路幅のトロッコは、立山砂防のシンボルです。

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    桑谷のオーバーハング

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    グス谷橋

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    樺平の18段スイッチバック
    (原則として一般の方の乗車はできません)

延長18km、標高差640mを約1時間45分で結び、砂防工事に関わる人たちや工事用の道具、材料などを運んでいます。全線にスイッチバックが計38段(H30.4現在)あり樺平の標高差200mを一気に登る連続18段のスイッチバックは世界でも類を見ないものです。