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エコロード
(一般国道18号妙高野尻バイパス、一般国道8号南郷拡幅) |
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生き物や自然環境への影響を最小限にする道づくり |
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北陸地方整備局では、私たちの暮らしを支える道路の整備にあたり、整備後も整備前と比べ生息環境の変化を最小限にするとともに、自然環境を守るためのさまざまな取り組みを行っています。
エコロードもこうした取り組みの一つで、生き物や自然環境への影響をできるだけ少なくした道路のことをいいます。主に山間部等において積極的に整備を行っています。 |
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○一般国道18号妙高野尻バイパスにおけるエコロード整備 |
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新潟県と長野県にまたがる一般国道18号妙高野尻バイパスでは、道路を横断する小川に全長26メートルのトンネル状の水路を設けました。内部には自然の小川のように瀬や淵をつくるとともに、水路の両側に玉石を敷いています。完成後の調査では、タヌキやイタチの足跡をはじめ、イワナが泳ぐ姿も確認されています。 |
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動物の通り道を確保した水路BOX |
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動物の足跡が残るBOX内 |
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石川県加賀市の一般国道8号南郷拡幅事業では、付近に生息するタヌキやハクビシン等の生息域を分断しないよう、道路上にエコブリッジを設置しました。南郷拡幅におけるエコブリッジは、動物が移動するための機能のみならず、現地の植物を植栽して橋上に一つの生態系を形成している他、動物の安全な通行のため転落防止柵や誘導柵を設置するなど、さまざまな工夫を行っています。
完成後の調査では、多数の哺乳類がエコブリッジを利用していることが確認された他、付近において動物が車にはねられ死亡する「ロードキル」も発生していません。 |
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エコブリッジ整備前 |
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エコブリッジ整備後 |
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