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自然にやさしい伝統的な河川工法をより効率的に設置 |
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粗朶沈床とは、粗朶と呼ばれる里山の雑木から伐採した木の枝を用いて施工する伝統的な河川工法のひとつで、明治初期にオランダ人技師によって伝えられ、緩流河川の根固工・根固水制工として用いられています。これに対し木工沈床は、比較的急流部における水流の衝撃をやわらげ、洗掘を防ぐ施設です。
粗朶沈床には生態系を豊かにする効果があり、粗朶によって支えられた川底は、多種多様な生物が生息できる空間になっています。北陸地方整備局管内では、信濃川や阿賀野川下流部など広範囲にわたって施工されています。
また木工沈床は、木材と自然石を利用しており、耐久性に優れているほか、水生生物の生息空間となっています。
新潟県の信濃川では、木工沈床を工場で生産し、それを現地でつなぎ合わせることで、効率的な設置が行える単独枠型木工沈床の施工が行われています。また、粗朶沈床についても同様につなぎ合わせるユニット粗朶沈床の試験施工が行われています。 |
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ユニット粗朶沈床の施工状況 |
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単独枠型木工沈床
(施工完了時の写真) |
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