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自然環境を保全しながら、安心と安全を確保する砂防えん堤 |
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砂防えん堤の大きな役割の一つは、出水時に流出する土砂等から人々の暮らしを守ることですが、新潟県と山形県にまたがる飯豊連峰周辺の砂防事業を行っている飯豊山系砂防事務所等では、既設の砂防えん堤にスリット(切り込み)を入れ、自然環境を保全する取り組みが進んでいます。
既設砂防えん堤のスリット化は、土砂調整機能の向上、魚道機能の確保を図るとともに、一部施設において夏場の渇水期などに堆砂敷内で底質の悪化(悪臭が発生)していることから、スリット化を行っているものです
これにより、落ち葉等の有機物が堆積しなくなり、悪臭の発生が抑えられたほか、川の連続性が確保されることで平常時における土砂の流下が可能となり、河川環境の保全が図られました。また、スリット部に魚道を設置することで、魚の遡上環境を改善しました。 |
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内川第2号砂防えん堤(山形県小国町) |
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スリット施工前 |
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施工後 |
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岩魚沢えん堤の魚道 |
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魚道を泳ぐ魚 |
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