鳥屋野潟排水機場:どんな効果が?
[H10.8.4水害]
1998(平成10)年8月4日に新潟市を襲った集中豪雨は、新潟地方気象台観測史上最大の60分間降水量97mm、日降雨量265mmを記録しました。
土地のほとんどが川の水面より低い新潟市域では、平地にたまる水をポンプによって強制的に川へ流す必要があります。ポンプの排水能力を超えた雨量により、通船川や鳥屋野潟流域において、床上・床下浸水の被害が広がりました。
新潟地方気象台が観測した過去の最大値を更新

【被害状況】
通船川 |
鳥屋野潟 |
合計 |
||
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住家 |
床上浸水 |
257戸 |
593戸 |
850戸 |
床下浸水 |
954戸 |
3,943戸 |
4,897戸 |
|
計 |
1,211戸 |
4,536戸 |
5,747戸 |
|
事務所等 |
床上浸水 |
341戸 |
395戸 |
736戸 |
床下浸水 |
190戸 |
201戸 |
391戸 |
|
計 |
531戸 |
596戸 |
1,127戸 |
【流域の概要】

事業前の浸水被害状況
平成10年8月3日から4日の集中豪雨により、通船川・鳥屋野潟流域で大きな被害が発生しました。
一般被害額は約976億円にも及びました。

事業による浸水被害の軽減
事業の完成によりH10.8.4と同規模の豪雨があった場合ではも、右図のように浸水被害を大幅に軽減することができます。
