国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

鳥屋野潟排水機場

鳥屋野潟排水機場全景

親松排水機場(左)と鳥屋野潟排水機場

 1964(昭和39)年の新潟地震後、流域の排水を鳥屋野潟に集め、そこから信濃川に排水する目的で、親松導水路及び親松排水機場が1968(昭和43)年に建設されました。しかし、その後の急激な都市化やさまざまな開発に伴い、鳥屋野潟へ流れ出る水量は増加しています。
 1998(平成10)年8月4日、かつてない集中豪雨が新潟市域を襲い、新潟市では観測史上最大となる60分間雨量97mm、日降雨量265mmを記録し、通船川や鳥屋野潟流域に大きな被害をもたらしました。
 そこで、鳥屋野潟から信濃川への排水量100m3/sを確保するため、60m3/s排水可能な親松排水機場のとなりに、40m3/sの鳥屋野潟排水機場と、将来的な排水量180m3/sを見据えた排水樋門の建設を計画したのです。

【平成10年8月4日水害】

通船川付近の浸水状況

通船川付近の浸水状況

新潟市中央区笹口付近の浸水状況

豪雨で道路もマヒ状態に(新潟市中央区笹口)

浸水被害範囲図

平成10年8月4日水害の浸水被害範囲図

【鳥屋野潟流域の排水計画】

鳥屋野潟流域の排水計画