信濃川の生きものたち:植物
信濃川下流には、およそ583種の植物が見られます。
水中で見られるものや、水際(みずぎわ)のしめったところで見られるもの、外国からやってきたものなど、いろいろな植物が生えています。
ここでは、そのうち良く見られるものを紹介しています。
- オギ
-
- 河原や湿地に生える。
- ヨシよりも水辺から遠いところに、ススキよりも水辺に近いところに生える。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- ガガブタ
-
- 平地や丘の池や沼に生える。
- 葉は水に浮き、根は水の底までのびている。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- 環境省:絶滅危惧U類、新潟県:絶滅危惧U類
- カワヤナギ
-
- 川ぞいなど、しめった土地にはえる。
- 高さ5〜6mになる、中くらいの大きさの木。
- 秋には葉を落とす。葉は細長くふちにぎざぎざがある。花は3〜5月、葉の出る前に咲く。小さな花のあつまりは、尾のように長い。
- タカアザミ
-
- 野原や堤防などにはえる。
- 2年にまたがって花と実をつける越年草。
- 新潟県:準絶滅危惧種
- タコノアシ
-
- 沼、河原などに生える。
- 花のつきかたがタコの足のようなのでこのような名前がついた。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- 環境省:絶滅危惧U類、新潟県:絶滅危惧U類
- タチヤナギ
-
- 川ぞいなど、しめった土地にはえる。
- 高さ10〜15mになる、やや高い木。
- 冬には葉を落とす。木の皮はうすくはがれる。3〜6月に花が咲く。小さな花の集まりは3〜6cmの長さ。
- トモエソウ
-
- 山地に多い。日当りのよい草地に生える。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- 新潟県:絶滅危惧U類
- マコモ
-
- 池や沼、川のふちなどにみられる。ヨシよりも深い水の中まで生える。あさい水の中から茎と葉をのばす。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- ミクリ
-
- 池や沼、川や水路に生える。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。
- 環境省:準絶滅危惧種、新潟県:準絶滅危惧種
- ミズアオイ
-
- 池や沼・川・水路・水田などの、あさい水のなかに生える。
- 環境省:絶滅危惧U類、新潟県:絶滅危惧U類
- ミゾソバ
-
- 平地から山地までの水辺にふつうに見られる。
- 一か所にまとまって生えることが多い。1年のうちに花と実をつけ枯れてしまう1年草。
- 名前は、みぞに生えるソバににた葉の草という意味。葉の形から連想して、ウシノヒタイという別名もある。
- ミソハギ
-
- 湿地に生える。
- 冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草
- ヨシ
-
- 川ぞいや池・沼など水辺に生える。
- 水中から茎をのばすこともあるし、しめった土の上に生えることもある。冬に地上の茎や葉は枯れても春に芽を出し、何年も生きつづける多年草。