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大川ダムについて

大川ダム水源地域ビジョン-Q&A-

このページでは、今後みなさんの質問にできるだけ多く、そしてわかりやすく答えていきたいと思います。それと同時に、みなさんからの積極的なビジョン活動への参加にも期待しております。ご意見・ご質問がありましたらお気軽にご連絡ください。

Q. 水源地域ビジョンって何?
水源地域ビジョンとは、簡単にいうと「みんなで考える魅力的な地域の将来像」のことです。ここでいう"みんな"というのは、行政(ダム管理者、自治体)や民間事業者、住民、地域で活動しているNPO団体などのことです。今まで、これら地域に関係した組織や人たちは、自分たちの担当する範囲内で地域のことを考えてきました。もちろん、それは今後も変わらないのですが、水源地域ビジョンでは、お互いが地域のためにやろうとしていることを教え合い、情報交換をしながら、みんなで考えることを基本としています。みんなで考えた上で、自分の役割を果たすことが大切だと考えます。水源地域ビジョンでは、まず地域内の「チームワーク」を生み出すことからはじめることが重要なのです。
水源地域ビジョン
Q. 水源地域って、どういう地域のことをいうの?
水源地域とは、ダムがある地域やその周辺の地域をいいます。ダムにはいろいろな役割があります。洪水調節や安定した流量確保、家庭や工場などに使われる水道水の供給(利水)や発電などがその目的で、多くは私たちの生活を守るためにあるのです。生き物にとって「水」は生命を脅かすものであると同時に、欠かせない重要なものです。水源地域における「水の調節」によって、下流域住民の日々の生活を守っているともいえます。
大川ダム水源地域とは、ダム上流域のうち、下郷町、田島町を中心とした南会津地方を指します。なお、今回の水源地域ビジョンは、大川ダム水源地域と、大川ダム水源地域の「水」を利用する下流地域を、ひとつの流域圏ととらえて、この流域圏のビジョンを策定しています。
Q. 「自立的」「持続的」な成長をする地域って、どんな地域?
「自立的」とは、特別な支援などを受けなくてもその存在が成り立つ「健全な地域」を意味します。地域をひとりの人間として例えるならば、ひとり立ちして自分のことは自分で責任を取れる地域ということになります。そのためには、そこで生活している人たちも、自分の地域に責任と自負、そして誇りを持つことが求められます。地域とは人間がつくるものだからです。
「持続的」とは、自立した地域がその後に自然と成長するサイクル(人の営みや連携の輪)を有していることを意味します。「自立」した地域づくりが「地域内のシステムづくり」とするならば、「持続的」は「システムの運用」といえます。正しいものを、正しく動かすことが大切なのです。そして、「持続的」成長を促すのも、地域に関わる人間ということになります。
自立的・持続的な成長を遂げる地域のカギを握るのは、地域で暮らす人々の"意識"と"行動力"です。
Q. 大川ダム水源地域ビジョンって、具体的には何をするの?
大川ダム水源地域ビジョンでは、テーマと方向性に基づいて、「ビジョンメニュー」を提案しています。この提案は、策定された水源地域ビジョンの足がかりとして「まず最初にやってみよう」というものです。ビジョンメニューを通じて、地域内の「チームワーク」が生み出されることを目標としています。そして、ひとつのメニューがきっかけとなり、そこから新しいメニューが派生していけば「持続的」な成長が期待できます。
また、具体的なメリットという点では、ビジョンメニューを推進するために地域の様々な人間が集まり、お互いの情報交換を行い関係を深めることができます。このことは水源地域ビジョンという枠を超えて、「地域づくり」を行う上で非常に有益です。これが、水源地域ビジョンが地域づくりを可能にするという意味なのです。
Q. ビジョンメニューと地域内の既存活動とは何が違うの?
大川ダム水源地域を含む南会津では、現在、地域づくりや人づくり、自然保全や観光イベントなど、様々な活動が展開されています。大川ダム水源地域ビジョンでは、これらの活動と同様なメニューが多数提案されています。
これら地域既存活動とビジョンメニューは「競合」するものではありません。大川ダム水源地域ビジョンでは、地域既存活動を支援することを目指しています。そのために、これまで個別で行われていた活動などを包括的に把握して、活動団体間の交流や新規活動の提案、イベントの提携や施設等の貸し出しや共有を図ります。
Q. 大川ダム水源地域ビジョンの活動に参加するにはどうしたらいいの?
参加には色々な方法があります。
  1. 受付窓口(ビジョン推進事務局)に意見や質問をする。
  2. 受付窓口(ビジョン推進事務局)にビジョン活動の提案をする。
  3. 今後、組織されるビジョン実行委員会のメンバーとして活動に参加する。(メンバー募集の際に申し込む)
  4. ビジョンサポーターズクラブのような、自由に活動を行う組織をつくる。または、メンバーになる。
  5. 既存活動に積極的に参加する。または運営をサポートする。
などが具体的なものですが、一番重要なのは、自分が地域をよくしていこうという情熱を持って行動をすることです。地域のことを想った上での活動は、すべて水源地域ビジョンの活動につながると考えることができます。
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