大川ダムについて
大川ダム水源地域ビジョン
「水源地域ビジョン」とは、ダムを生かした水源地域の自立的・持続的な活性化を図るとともに、流域内の連携と交流によるバランスのとれた流域圏の発展を図るための計画です。
大川ダムは平成13年度水源地域ビジョン策定ダムに指定されています。
水源地、新たな枠組み -水源地域ビジョン-
現在まで、地域活動を行うための枠組みは、「県」や「市・町・村」という行政中心で行われてきました。しかし、生活環境や自然環境を保全し、私たち流域に暮らす住民にとってかけがえのない「水」の循環を含めた地域環境や、地域に築き上げられた歴史や文化は、地域の主人公となるべき住民の方々によってつくりあげられることが、地域にとって一番良いことです。
水源地域ビジョンでは、流域を生活の場としている住民の方々をはじめ、流域でさまざまな活動を行っている方々とと域の人々の暮らしをフォローするもに、誰でも参加できる新しい活動主体の枠組みを提案します。
水源地域ビジョンは「みんなで考える魅力的な地域の将来」のことです。
誰でも参加できる舞台づくり
大川ダム水源地域ビジョンが、これまでの地域づくりと違うところ。それは、国も県も市町も住民も民間事業者やNPOなどの団体も、みんな同じ土俵に立ち、同じ目標を持って地域づくりに取り込んでいこうとする姿勢です。したがって、誰でも参加でき、自由な意見を言うことができ、自分の得意な分野で活躍することが可能なのです。
健全な水源地域づくりは「健全な交流」から
水源地域ビジョンでは、自立的・持続的な成長力を持つ地域づくりを、地域内のいろいろな立場の方たちがいっしょになって考え、そして実行していくことを目的としています。そのためには、地域に関わるすべての人々のあいだで、"流域のあるべき姿"を分かり合うことが大切です。「健全な交流」は"地域の活性化"を支える要素のひとつであるという考えから、大川ダム水源地域ビジョンでは、この「健全な交流」の形成と促進からの地域づくりを行うこととしています。
新たな「学び」のプロデュース
交流の主体は"人"です。地域が育つということは、人が育つということです。大川ダム水源地域ビジョンでは、人が一歩前に踏み出し次のステージに上がるすべての活動を"学習"として考え、「学び」のための活動や空間づくりに主眼を置くこととしています。大川ダム及びダム湖周辺の広大な空間も、「学び」の場として活躍することになるでしょう。
地域活性化への足がかり-ビジョンメニュー-
「水源地域ビジョンって、具体的には何をするものなの?」
そのために地域活性化への足がかりとして、ビジョンメニューを策定しました。ビジョンメニューとは、"交流活動の舞台づくり"及び"交流活動企画"であり、今後その内容の詳細をみんなで一緒に考えていくものです。