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水の色彩辞典

水縹色(みはなだいろ)

まんまんとたたえられた水の色をいう。万葉の頃は水縹と呼ばれたが、平安時代になって水縹と水色の両方が使われるようになった。光りにより刻々と色を変える水。天候により深いエメラルド・グリーンに見えることもある。

黄橡色(きつるばみいろ)

穏やかな水面を紅く、時には黄赤に染め上げる紅葉模様。そのあでやかで深い色彩は黄橡とも呼ばれ、染物の色として知られている。錦を織り成したようなその色合いは水に映りいよいよ美しく冴える。

青柳色(あおやなぎいろ)

磨き抜かれた鏡面のような水のおもてを鮮やかにまぶしていく青柳色。萌黄とも呼ばれるこの色は鮮麗な色合いをもち、キハダで下染めしその上に藍を混ぜてくつられるが、いわば春を告げる色。ダムの水辺はしだいに明るい色合いに移っていく。


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