第1回 北アルプスの形成と崩壊〜フォッサマグナと砂防を学ぶ〜
と き 平成18年6月3日(土)
コ〜ス 松本砂防事務所〜牛伏川「フランス式階段工」
〜長峰山「天平の森」〜長峰山山頂
〜安曇野市(旧明科町)「蜂ヶ沢砂防学習公園」
〜アルプス公園〜松本砂防事務所



〜開校式から砂防講座〜
 
  6月3日土曜日、いよいよ第\期「アルプス紀行」の第1回目が始まります。
今回の「アルプス紀行」には、総勢166名の方から応募があり、その中で、30
名の方を会員として決定しました。これは過去の「アルプス紀行」の中でももっ
とも応募人数が多いです。これは、当事務所の先人達の力によるものが
大きく、そして、地道に活動した結果が実を結んだと思っています。

 また落選された方には、大変申し訳なく思っておりますが、これからも松本
砂防事務所についてご理解、ご支援をいただければ、幸いと思っております。

 さて、「アルプス紀行」では会員の方にしか体験できない現場視察や会員の
方の声を冊子にした「学習レポート」を当事務所のホームページで紹介したい
と思っております。また、こうすることによって、より多くの市民の方に松本砂防
事務所が何を行っているかがわかっていただけると思います。

 つたないホームページですが、最後までご覧いただければ幸いですm(_ _)m  


 6月3日土曜日8時15分頃の受付の写真です。

 いよいよ第\期「アルプス紀行」の第1回目が始まります。スタッフも緊張した面持ちです。

 会員の方は、集合時間のちょっと前から集まりだしてきました。皆さんも楽しみにしているようです。これはスタッフみょうりにつきますね〜。

 あと、すごく天気が良かったんです!今日は、いいことがありそうです(*^_^*)

   この後、事務所の災害対策室(我々用語では”災対室”と呼びます。ただの略語です。)にて
開校式と砂防講座を行います。

これは、開校式の様子です。前で話をしているのが、松本砂防事務所長の今井です。
 
 写真では見えませんが、一回目なので、スタッフ一同緊張してます(^_^;)
 左の写真は、調査課長の長谷川です。「松本砂防事務所の機能と役割」と言うテーマで30分ほどお話をしました。

 皆さん疑問に思ったことが沢山あったようです。質問時間では最後時間切れになりました(T_T)





●松本砂防事務所の管轄範囲が、日本列島の真ん中を横断しているフォッサマグナ(溝)の中心にあって、災害が 発生する可能性(地質学的にも)が極めて高い(起こって当然の地域)姫川流域・高瀬川流域・梓川流域3地域の広範囲を日夜監視し防災業務に当たっていること がわかりました。大変、ご苦労様です。今日一日説明や現地案内いただき、ここに住む我々は罹災の可能性が極めて高いものであることを教えられ、自らも守る 努力をしなければならないと感じました。その一つに、先日NHKテレビで放送していた「日本人が使う割り箸が中国の(アジアの)森林を荒廃させ、禿げ山を 増大させている」という番組でした。我々が何のためらいもなく使っている「割り箸が」と考えさせられました。「資源の無駄使いは地球環境の荒廃を招き、ひいては自分の生活を脅かすことになるのだ!」と、無駄使いしないことの重要性を痛感した次第です。松本砂防事務所職員の皆様が日夜、地域住民の生命財産の 保護、防災に努めておられることが防災中継所の整備などによりよく理解できました。災害の前兆を早期に発見し対策を講ずる仕組みを確立することが、多くの 人命を失わないことに繋がることといえます。ジャワ島地震津波が物語っているとおりです。