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石打小学校(6月29日)
今学期2回目となる石打小学校4年生が魚野川で水質についての学習を行いました。講師は元高校教諭の荒川勝利さんです。
最初は魚野川の川原で、川のしくみについてのお話がありました。その後、川の水温や透明度を計り、実験用の水を採取。川の水と比較するために、田んぼの水も採取しました。
学校へ帰ると、いろいろな水でpH*1とCOD*2を調べる実験を開始。初めての実験のため失敗もありましたが、班ごとに協力して結果を出すことが出来ました。
「ほんの少しのジュースや米のとぎ汁でも、きれいな水に混ざったら汚れた水になります。きれいになるまで薄めるにはたくさんの量の水が必要になります。」と荒川さん。児童たちからは「これからはなるべく水を汚さないようにしたい」との声が聞かれました。
(川で学習)
魚野川で話を聞いた後、流れる川の水の温度を測ってみました。 |
底に十字の印をつけた入れ物で、魚野川の水の透明度を計っています。 |
(室内で学習)
学校へ戻り、班ごとに種類の違う水を調べます。最初にBTB液を使ってpHを調べています。次に一人ずつCODのパックテストを行いました。 |
調べた数値を記録します。自分が感じたことは文章でまとめます。 |
- *1
- pHとは、水素イオン濃度といって、水の酸性・中性・アルカリ性を示す数値です。pH7が中性で、それより数字が大きくなるとアルカリ性、小さくなると酸性となります。川の水質基準では、pHの値が6.5以上8.5以下とされています。
- *2
- CODとは、化学的酸素消費量のこと。酸化されやすい物質(有機物など)が分解されるために必要な酸素量がどのくらいか、化学反応を起こすことで調べることができます。数値が大きくなるほど、有機物が多く混ざっているということになります。