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環境保全への取り組みをシステム化し、積極的に推進 |
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○環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System) |
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それぞれの組織が、社会が求める環境保全や改善に関して、その取り組みの方向性(環境方針)を定め、これを具体的に実施するための計画を立て、実施・運用し、実施内容を点検・是正し、見直すシステムを環境マネジメントシステム(EMS)といいます。 |
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ISO(International Organization for Standardization)とは、世界の国々が集まって、1947年に創設された非営利組織(本部:ジュネーブ)であり、日本では国際標準化機構と訳されています。
ISOは、モノやサービス等の国際的な交流を容易にするため、共通の決めごとをルール化(国際標準規格)し、世界中に広めることを目的としており、国際的な連携が高まる中、注目されている国際機関のひとつです。
近年、地球環境問題は世界的に関心が高まっており、こうした環境への影響を軽減することを目的に、1996年9月「環境マネジメントシステム(EMS)」をどのように構築すればよいか定めた、ISO14001が制定されました。
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○「環境マネジメントシステム(EMS)」実施の効果 |
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組織の活動が環境に与える影響を把握し、その改善のための活動を効果的に行うことができます。 |
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環境改善のための目的・目標をできるだけ数字で表すことと、組織内の責任と権限を明確にすることで、わかりやすい活動ができます。 |
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決められた方法による調査記録が整理されるので、目的・目標の達成度合いが確認できます。 |
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実施した活動を見直し、社会情勢の変化などへの対応を行うことにより、その後の活動を継続的に改善していくことができます。 |
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このような活動により、エネルギー資源の有効利用や環境への影響を軽減することができます。 |
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国土交通省では、各地で選ばれたモデル事務所において、1999年から環境マネジメントシステムを構築し運用する「ISO14001モデル事業」をスタートしました。
北陸地方整備局管内では、新潟県新潟市の北陸技術事務所が平成16年度末にISO14001の取得を予定しているほか、新潟県上越市の高田河川国道事務所や、長野県松本市の松本砂防事務所において、「ISO14001モデル事業」として、各種工事や日常業務の中で目標値を定めながら、環境マネジメントシステムを構築しています。 |