工事着手当初
1971年(昭和46年) 出典:『国土地理院』
旧橋の完成
1972年(昭和47年)11月
工事現場一帯には、土質調査では予測困難な火砕流堆積物や湧水が存在していたため、橋脚の基礎工事には、地下水位を低下させずに掘削が可能な「ニューマチックケーソン工法」が用いられました。厳しい地盤条件のなか、ケーソンの掘削・沈下作業は、綿密な工程計画に基づいて進められ、全3基の基礎工事完了後に橋脚が立ち上げられました。
橋脚の躯体工事では、コンクリート打設用の型枠として、施工性に優れ、クレーンによる運搬が可能な大型のメタルフォームを使用するなど、様々な工夫により工事の効率化が図られました。その結果、下部工事は当初の予定より約1か月早く完了しました。
下部工事の状況
1971年(昭和46年)
地下28mのケーソン内部での掘削作業
1971年(昭和46年)
北陸地方建設局高田工事事務所(現・北陸地方整備局高田河川国道事務所)では、ブロック架設に関する会議が開かれ、工事期間の短縮と高所での作業性・安全性を考慮した結果、国内初となるケーブルクレーンによる「プレキャストブロック片持架設工法」が採用されました。
工事現場の製作ヤードでは93個のプレキャストブロックが製作され、さらに場所打ち施工による6個を加えた全99個のブロックが、橋脚の左右対称に張り出す形で架設されました。
各ブロックにはPCケーブルが挿入され、緊張作業を行うことで4径間が一体化し、耐久性と安定性を備えた旧橋が完成しました。
基準ブロックの架設
1971年(昭和46年)