国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

平成17年3月29日付け、記者発表

平成17年3月29日
信濃川下流河川事務所

関新やすらぎ堤工事 環境基準超過と今後の対応について

 現在行っている関新やすらぎ堤工事において、1日1回仮締切矢板内からの排水の水質(鉛、ヒ素、六価クロム、n−ヘキサンの4項目)を測定していました。  3月25日午後、3月12日〜3月23日の測定値(速報)が判明し、これによるとヒ素の測定値が環境基準を上回ったため、河川水で環境基準を上回った事は確認されていませんが、即時排水を中止し、河川への流出は止め、今後の対応について検討し、下記のとおり調査を行うこととしましたのでお知らせします。  なお、工事中に噴出したタールピッチの処理についても、引き続き検討を行っています。

<今後の対応>
 モニタリング要領(案)の工事中止基準(※)に基づき調査を実施します。 調査に当たり、モニタリング検討会会長の確認を取った上で、次の内容で実施します。


調査箇所:仮締切内1箇所(最も濃度が高いと想定される下流側) 河川内5箇所

モニタリング位置図

分析項目:ヒ素のみ
調査頻度:3月28日から毎日1回9:00に採水。(28日は夕方実施。)
解除条件:全ての調査箇所において、連続した7回が環境基準以下になった場合、工事の再開について検討することとします。

水質試験結果(3月25日速報値)

採水日
3/14
3/15
3/16
3/17
3/18
3/19
3/20
3/21
3/22
3/23
結果
0.004
0.007
0.004
0.008
0.003
0.008
0.030
0.029
0.031
0.035

※関新地区の河川工事に際しては、平成15年度から関新地区環境モニタリング検討会を開催し、モニタリング要領(案)等について審議いただいています。