第3回関新地区環境モニタリング
第3回(平成15年11月20日開催)
樋門の工事範囲の地盤改良工が完了
工事中の水質及び底質観測の結果、汚染土壌の流出は見受けられませんでした。
仮締切矢板の施工完了後に開催した第2回環境モニタリング検討会の結果を受け、樋門工事範囲の地盤改良工を行ってまいりました。
地盤改良の作業期間中は万全を期すため、水質及び底質観測を行い、河川への流出がないことを監視するとともに、改良完了後の11月20日に第3回環境モニタリング検討会を開催して、専門的な見地から観測結果等について検討し、河川への流出が見受けられないことを確認いたしました。
現在は、河川側に迂回路を設置し、今後市道部の樋門を構築していきますが、引き続き水質及び底質観測を行い監視すると共に、環境モニタリング検討会による検討確認を継続してまいります
■工事期間中の水質及び底質観測モニタリング結果(調査期間:H14.12.4〜H15.4.9)
調査結果 |
環境基準値 |
ヒ素
(環境基準0.01mg/L以下) (定量下限値0.001mg/l) |
鉛
(環境基準0.01mg/l以下) (定量下限値0.001mg/l) |
六価クロム
(環境基準0.05mg/l以下) (定量下限値0.01mg/l) |
|||
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検体数 |
調査値 |
検体数 |
調査値 |
検体数 |
調査値 |
||
水質 |
以内 |
301 |
<0.001〜0.006 |
301 |
<0.005 |
301 |
<0.01 |
超過 |
0 |
0 |
0 |
||||
底質 (溶出) |
以内 |
49 |
0.001〜0.009 |
50 |
<0.001〜0.006 |
50 |
<0.01 |
超過 |
1 |
0.021 |
0 |
0 |
ヒ素の底質調査結果が1点だけ土壌環境基準を超過していますが、これについては 以下のように考えられます。
- 底質の調査は、工事区間からの土砂流出の影響を見るため、工事区間下流の底質の表層部を対象に調査を行っています。
- 4月までの調査結果では基準を超えることはありませんでした。
- 7月9日の調査では、河川の水位変動及び挺水植物の繁茂により定点における従来の表層部を採取することが出来ませんでした。
- ただし、参考としての試料を得るため同地点において50cm程度掘削して採取しました。
- 参考試料を測定した結果、環境基準値以上のヒ素が検出されました。
- 既存の調査資料を確認すると、付近のボーリングデータから同様のヒ素が検出されています。
[既往ボーリングデータ]分析深度調査値(ヒ素)2m0.02mg/l - このことから、参考試料は従来からの汚染された土を採取したものと考えられます。
- 同日(7月9日)に行った水質調査のヒ素の値は、環境基準値以下の結果となっており、河川水質への影響は見受けられませんでした。
[同日調査の水質試験結果]地点数調査値(ヒ素)18地点0.001mg/l - 8月の再調査において定点で試料を採取して分析した結果、環境基準値以下となりました。
- その他の調査地点及び8月以降の調査結果についても環境基準値以下となりました。
以上のことから、工事の影響で基準を超えたわけではないと判断されました
■閲覧のご案内
詳細な既往調査及びモニタリング結果をお知りになりたい方は、下記のとおり閲覧ができます。
場所 信濃川下流工事事務所 1Fフロアー
時間 土、休日を除く毎日8:30〜17:00