第1回関新地区環境モニタリング
第1回(平成15年2月12日開催)
やすらぎ堤予定区間で樋門の建設工事に着手
工事地点河岸土砂の一部に汚染土が確認されているため、万全の体制で工事を進めます
信濃川の本川下流は、川底を掘り下げ、掘削土砂を有効に利用して堤防を高くすることによって水の流れる断面積を大きくして洪水を安全に流す事が出来るように改修を行っており、順次やすらぎ堤の整備を進めておりますが、この度、千歳大橋左岸上流の関新地区において、新潟市の下水道計画に基づいた関新ポンプ場の排水樋門を国土交通省信濃川下流工事事務所が新潟市から受託して工事を行います。
工事地点付近の河岸土砂の一部には重金属(ヒ素、鉛、六価クロム)が存在していますが、これらは環境基準を超えて河川に流れ出す状態のものではなく、特に鉛、六価クロムは微量の混入であることから、影響はほとんどないものと判断しています。
工事は、遮水性の高い鋼矢板で工事箇所を囲み、更に地盤改良を行い固化することにより河川へ影響のある物質の流出を完全に防ぐ工法で実施する予定です。
なお、更に万全を期し、工事中及び工事完了後において河川の水質、底質に影響を及ぼさないことを監視、確認するために、2月12日に有識者及び関係行政機関による検討会を開催し、観測計画並びに分析結果などについて専門的見地から検討確認すると共に、今後も随時に検討会で観測結果等を確認していくこととしました。
■重金属既往調査結果
調査地点 | ヒ素 (環境基準0.01mg/L以下) |
鉛 (環境基準0.01mg/L以下) |
六価クロム (環境基準0.05mg/L以下) |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
検体数 | 基準内 | 基準外 | 検体数 | 基準内 | 基準外 | 検体数 | 基準内 | 基準外 | |
全体調査検体数( )内の値は調査値 | 31 |
22 |
9(0.012〜 0.09mg/L) |
14 |
11 |
3(0.012〜 0.16mg/L) |
31 |
30 |
1
(0.08mg/L) |
上記のうち、 今回工事箇所内調査検体数 ( )内の値は調査値 |
4 |
1 |
3
(0.012〜 0.08mg/L) |
2 |
2 |
0 |
4 |
4 |
0 |
※・工事箇所付近におけるS61〜H9の河岸土壌の測定値をまとめたもの。
・調査値の( )は最小値と最大値。
■閲覧のご案内
詳細な既往調査及びモニタリング結果をお知りになりたい方は、下記のとおり閲覧ができます。
場所 信濃川下流工事事務所 1Fフロアー
時間 土、休日を除く毎日8:30〜17:00
■ご連絡先
お問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 信濃川下流河川事務所
お問い合わせ電話(信濃川下流河川事務所)
(代表)(025)266−7131
■現場写真
