積雪または凍結路面において、ブレーキを踏んでから完全に停止するまでの距離は、スタッドレスタイヤの場合、時速40km/hでは圧雪路面では21.0ｍ、すべりやすい凍結路面では78.7ｍと乾燥路面の7.9ｍと比べて、2.7～10.0倍も長くなります（（社）日本自動車タイヤ協会資料より）。

さらに、重い荷物を積んでいる場合、車重の大きい４ＷＤ車、また、ドライバーが疲れている場合には、この距離がさらに長くなることでしょう。
雪の日には、いくら自分が安全運転をしていても、突然前を走っている車がスリップしたりスピンしたりすることもあることでしょう。積雪路面においてはブレーキの効きは自分が思っていた以上に悪くなります。積雪路面、凍結路面を走る際には、できるだけスピードを落とし、車間距離を十分にとり、いつでも不測の事態に対処できるようにしましょう 。