国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

関屋分水路:どんな効果が?

関屋分水路のさまざまな役割

  1. 新潟市を信濃川の洪水から守る
    信濃川の水を分水路から直接海に流すことにより、洪水の氾らんから市街地を守ります。
  2. 信濃川の水量を調節する
    渇水時に日本海に流れ出る水の量を抑えて、水道や農業用水の取水のために必要な水位を確保しています。
  3. 信濃川への塩分の浸入を防ぐ
    信濃川と分水路に設けられた水門・堰により、信濃川本川に塩分が入るのを防ぎます
  4. 新潟西港へ土砂がたまるのを防ぐ
    多量の土砂を含んだ洪水を分水路から流すことにより、西港に土砂が堆積することを防ぎます。
  5. 新潟海岸の侵食を防ぐ
    分水路から流れ出る土砂により、新潟海岸の侵食防止に役立ちます。

もしも関屋分水路がなかったら・・・

[H16.7.13新潟・福島豪雨水害]

2004(平成16)年7月12日夜から13日夕方にかけて長岡、三条地域を中心に激しく降った雨は、栃尾市で日雨量421mmを記録するかつてない大雨となりました。信濃川下流では、すべての水位観測所で警戒水位を超え、うち2箇所では危険水位を超える洪水となりました。

広く水に浸かった三条市内の様子

広く水に()かった三条市内の様子

【既往最高水位の比較】

 

尾崎

荒町

保明新田

臼井橋

新酒屋

帝石橋

昭和36年6月

11.36

2.37

昭和44年5月

10.24

7.82

3.75

2.22

昭和53年6月

10.53

10.51

7.45

4.13

2.00

昭和63年7月

9.06

8.83

6.85

4.32

3.05

1.45

平成16年7月

11.02

10.78

8.20

5.03

3.75

1.98


  もし、関屋分水路がなかった場合、信濃川水門から萬代橋にかけて水位はHWL(High Water Level:計画流量を安全に流すことのできる水位)を超え、堤防が壊れたり、氾らんが生じるなど、新潟市の広範囲にわたって大きな被害が発生していたと考えられます。

【千歳大橋地点断面図】

千歳大橋地点断面図
 

【想定浸水範囲】

想定浸水範囲
 
※HWLを越えた時点で破堤する氾濫シミュレーション計算により、本川下流部の左右岸各1点で破堤した場合の1番大きい浸水範囲、浸水深を表しています。
凡例
浸水深 水深の目安
5.0m〜2.0m 5.0m 2階の軒下まで浸水する程度。
2.0m〜0.5m 2.0m 1階の軒下まで浸水する程度。
0.5m未満 0.5m 大人の膝までつかる程度
 

【想定される浸水被害】

浸水面積 (宅地) 浸水面積 (農地) 床上浸水 床下浸水 被害額
約2300ha 約800ha 約60,400戸 約15,300戸 約2兆円