国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

環境学習イベント:にいがたなぎさの環境しらべ隊 魚類調査

金衛町海岸

 曳網、投網、セルビンなどにより、魚類を調査しました。

曳き網の様子

曳き網は、沖合いは専門家が、
岸からはこどもが引き手となりました。

子どもたちの様子

こんなところじゃ魚は獲れないよ! という声も
聞こえたものの、一生懸命に網を曳きました。

付着生物を観察

敷石護岸を題材に、付着生物を観察しました。

ジュズモ。食べてみるとプチプチとした食感があるよ、
と説明。試して納得!

五十嵐浜

 地引き網により、ヘッドランドから汀線までの間に生息する魚類を調査しました。

地引網

大きな地引き網をみんなで力を
合わせて引っ張ります。

小鯛、サバ、アジ、シロギス…砂地の魚が獲れました。

捕れた魚の観察

こんなに大きな魚を触るのは初めてです。

捕れた魚の観察

活きたサバを掴む機会は滅多にありません。

金衛町海岸 五十嵐浜
環境のようす 砂浜の長さ:短かった 環境のようす 砂浜の長さ:長かった
人工構造物:たくさんあった 人工構造物:浜には無かった
海藻の有無:たくさんあった 海藻の有無:全然なかった
波の静かさ:静かだった 波の静かさ:少し波がたっていた
捕獲した魚の様子 捕獲した魚の様子
種名 大きさ 生息環境 種名 大きさ 生息環境
スズキ 30 10cm程度 砂場 スズキ 大1、小30 大:70cm 砂場
ヒラメ 2 10cm程度 砂場 マダイ 20 15cm程度 砂場
サヨリ 5 12cm程度 砂場 シロギス 25 20cm程度 砂場
メゴチ 1 15cm 砂場 サバ 40 20cm程度 砂場
アイナメの仲間 8 15cm程度 岩場 アジ 20 5cm程度 砂場
ウミタナゴ 1 10cm 岩場 ホウボウ 1 20cm 砂場
ギンポの仲間 1 10cm 岩場 イカの仲間 20 5cm程度 砂場
何がわかったかな?
・砂場と岩場で住んでいるものが違った。
・どの種類も稚魚(こども)が多かった。
何がわかったかな?
・砂底の海に住んでいる魚が多く捕れた。
・どの種類も大きいものが多かった。
砂場の魚

スズキ、
ヒラメ、
サヨリ、
メゴチ
砂場の魚

スズキ、
マダイ、
シロギス、
サバ、
アジ、
ホウボウ、
イカの仲間
岩場の魚

アイナメ、
ギンポの
仲間
金衛町海岸と五十嵐浜の魚のようすの違いの特徴を考えてみよう!
・金衛町は護岸に囲まれ、魚の稚魚が多かった。ひらけた五十嵐浜は、大きい魚が多かった。
・金衛町は岩場があり、海藻や貝、岩場にすむ魚もいた。五十嵐浜は、砂場にすむ魚がいた。

 これらのことから、金衛町工区にヘッドランドが整備され海浜がもどると、岩場を好む魚のほかに遊泳力の強い大きな魚もみられるようになるかもしれません。