手取川水系河川整備計画(大臣管理区間)策定
〜手取川の概ね30年間の河川整備目標を定めました〜
平成18年12月13日
- 1 位置づけ
- 「手取川水系河川整備計画(大臣管理区間)」は、平成9年の河川法改正を受けて、地域の意向を反映した治水・利水・環境の総合的で具体的な河川整備計画として、北陸地方整備局で荒川水系(大臣管理区間)に続いて2番目に策定されました。
2 計画の概要
- 1)基本理念
- 「加賀平野を潤し、白山の豊かな恵みを未来につなぐ"母なる手取川"」を河川整備の基本理念とし、下記の項目を基本に手取川の川づくりを実践します。
- 安全、安心な『かわづくり』
急流河川である手取川での洪水氾濫から流域住民の生命と財産を守るため、住民参加による安全で安心な『かわづくり』を目指します。
- 白山と手取川の恵みを伝える『ふるさとづくり』
清流手取川がもたらす恩恵を守り継承する『かわづくり』を通じて、魅力ある『ふるさとづくり』を目指します。
- 手取川を心の郷里とする『ひとづくり』
サケやアユに代表される優れた自然を保全しつつ、地域の文化を踏まえた魅力ある河川空間の整備や、川を中心としたネットワーク等の構築を通じて、歴史、文化、先人の知恵、技術の伝承を目指します。
2)主な内容
- ○流下能力の確保
河川整備基本方針の計画高水流量5,000m3/s(基準地点の鶴来)を流下させることを目標に、河道内の樹林化、土砂堆積等によって流下能力の不足する河口部付近の整備等を実施します。
- ○急流河川の特徴を踏まえた堤防強化
手取川が急流河川であることを踏まえ洪水特有の強いエネルギーに対する堤防の安全性を確保するため、特に危険な区間について質的整備を進め、氾濫被害の防止を図ります。
- ○多様な生物の生息・生育環境の保全
手取川扇状地の特性を踏まえ、バランスのとれた河川環境の保全が図られるよう配慮しつつ、石川県の名の由来となった手取川の原風景である石の河原の復元に向け取り組みます。
3 策定プロセス
- 整備計画の策定に当たっては、手取川に造詣の深い学識経験者の方々で構成される「手取川水系流域委員会」を7回開催し御意見を頂くとともに、手取川流域圏(白山市、小松市、能美市、川北町、野々市町)に在住の方々を対象に、7会場で整備計画の内容をご説明しご意見を頂きました。
《別紙》
資料−1 手取川水系河川整備計画策定の概要 【PDF:942KB】
資料−2 手取川水系河川整備計画(大臣区間)
- ■手取川水系河川整備計画 【PDF全体:8.26MB】
- □表紙・目次・まえがき 【PDF:113KB】
□第1章 手取川流域の概要 【PDF:590KB】
□第2章 河川の現状と課題 【PDF:1.29MB】
□第3章 河川整備計画の目標 【PDF:234KB】
□第4章 河川整備の実施に関する事項 【PDF:1.24MB】
□第5章 手取川の川づくりの進め方・(参考資料) 【PDF:164KB】
□手取川水系河川整備計画(附図) 【附図全体PDF:4.81MB】
- ・手取川水系平面図〈大臣管理区間〉 【PDF:194KB】
・手取川水系河川整備計画での整備一覧表
/大臣管理区間全域を対象に実施する整備 【PDF:90KB】
・手取川水系河川整備計画施工箇所位置図 【PDF:239KB】
・手取川水系河川整備計画施工箇所詳細図 【PDF:3.49MB】
・手取川縦断図 【PDF:139KB】
・主要地点横断図 【PDF:1.08MB】
・堤防整備箇所 【PDF:177KB】