荒川水系河川整備計画策定

第4回荒川水系流域委員会 委員会資料

荒川水系流域委員会(現地調査)における主な意見

分類 区分 意見内容
治水
河道内に砂州が多く堆積し、植生も多い。出水時に懸念されるので維持管理の徹底が必要。
流域が短いのに水量が多く、出水時には川が暴れるのではないか。
雨が降ると出水するまでの時間が短いのではないか。
荒川は整備が進んでおり、人工物も多く、しっかり管理されていると感じた。
羽越水害で大きな被害を受けたが、小国町の最高水位より高い位置に堤防が築かれていない。横川ダムの様なダムと、砂防事業等によって小国町は守られるのではないかとの印象を受けた。
計画以上の洪水が発生することもあり、横川ダムが出来たからといって絶対安全とは限らないことを認識しないといけない。
砂防ダムは効果があるが、満砂ダムが沢山あるのでスリット化を進めて頂きたい。
利水
夏の渇水時期だが、荒川は水量が多いと感じ、生態系(魚)に良いと感じた。
分類 区分 意見内容
環境 水質
雨の中で現地調査し、荒川は濁らない川だなと感じた。
今後も流域一帯となって下水道整備を進め、水質について全国ベスト10内にしたい。
下水道整備後は水質がもっと良くなる。カジカの棲む川は水質も良い。
砂防ダムがスリット化され、今後良い川になるだろう。(腐敗臭も解消され)
生態系
治山治水だけでなく、景観や動植物にも配慮した整備がなされている。
河川敷の利用と自然の保全区間を区別しないといけない。
河川には鳥の棲める空間を保全する必要がある。
荒川水辺の楽校の整備では自然を多く残してほしい。
荒川頭首工の魚道改修で小国まで魚が昇れる魚道をつくっていただきい。
カジカは年々減少しているが、リフレ周辺にカジカが増えていることは良いことだ。
魚の保護という観点で、河床に巨石を沈めていただきたい。
荒川流域ではカジカカエルが沢山鳴いていた。水質が良い証拠である。
横川ダムの自然環境調査は長く実施されているので、今後、生態系がどのように変わっていくか継続調査が必要である。(アカザ等、水生生物)
荒川流路工は魚にやさしい造りをしている。ただ、床固めは水平に整備され、水量が少ない時は水が薄く流れ、魚が上れないのではないか。
砂防ダムが整備され川の石が減った。スリット化により回復することを期待している。
砂防ダムのスリット化によりカジカが増えた。小石が増え昔の自然の川に蘇ってきた。下流でも期待している。
餌場の石が小さくなり、今年のアユは小さい。石を増やすことは生態系からも重要。
分類 区分 意見内容
  景観
治水だけでなく、河川敷の景観を整備する事業が進んでいる。
土木構造物の景観面の配慮が今まで以上に必要。
横川ダム上流の集落景観の記録や貴重な材料を残して頂きたい。
横川ダムの湖面橋周辺は常時満水位ではあまり湛水しないので、景観上、研究して頂きたい。
自然環境や景観に対する配慮が進んでいるが、もう少し研究をして頂きたい。
河川利用
小学校の自然学習の取り組みを活かす子供たちの学べる空間も必要。
最近の子供たちにパワーがないのは、自然に触れる機会が少ないからではないか。水辺の楽校はこれからの日本社会のために有効だと思う。
神林水辺の楽校は程良い整備である。これ以上手を加えると良くない。
一般の人達に対し、水辺の楽校等の施設入り口の表示も必要。
過去の破堤箇所は、洪水の記録として現地にも表示したらどうか。
ダムの機能を一般の方によく説明していただけると良い。
上流域(山形県側)では河川を身近に感じることができた。下流では堤防で分断されている。
荒川は自然が豊かで、近隣には重要な文化財があるので、街づくりや教育面でよい資料となる。
環境保全や学習の場の提供など、地域住民の生活と直結した時代の要望に応じた整備が進んでいる。
現場におけるリサイクルや環境に関する情報を一般に広く提供して頂きたい。


荒川水系流域委員規約(改正案)
荒川水系流域委員会名簿(変更)
荒川水系流域委員会の進め方(案)
新しい河川整備の計画制度(PDF)
荒川水系河川整備基本方針の概要(PDF)
荒川の現状(PDF)
川の資料室アンケート結果(PDF)
荒川水系流域委員会(現地調査)における主な意見

戻る:荒川水系流域委員会