信濃川のQ&Aミニ知識
信濃川の生物
その他

回遊魚
魚のなかで、川で育ち産卵のため海へ降りるものと、海で育ち産卵のため川に上ってくるものがいます。こうした海と陸を行き来する魚を回遊魚といいます。
- サケ

生まれた川に戻ってくる習性を持つサケ。砂利底から水のわき出るところを産卵場所とするため、生息場所は川のなかでも限られ、川によっても異なります。
- サクラマス
一般にヤマメが海に下って大形になったものをいい、多くは1 年海にいて川に帰ります。春桜の季節に遡上するので桜マスといいます。
- アユ

春から秋にかけて、成長するまで主に中流域で生活します。生まれた稚魚は秋、海へと下り、翌春まで海で暮らします。
- ウナギ
川の中・下流などにすみ、昼は石垣のなかや穴に潜み、夜活動して小魚やカニ、エビ類を食べます。産卵は、フィリピンやルソン島など、広い海域で行われます。
外来種
外国からやって来た魚たちのことを外来種といい、信濃川、魚野川にもたくさん生息しています。
- ブラックバス
(オオクチバス)

北アメリカが原産。日本へは1925年にアメリカから箱根の芦ノ湖へ移入されました。フィッシングの対象として人気。オスは卵や稚魚を保護し、近づく外敵を追い払います。
- ブルーギル

川の流れのゆるやかな水草などが生えているところに生息しています。水生昆虫、エビ、水生植物などを好み、魚の卵や小魚なども食べることがあります。
- 雷魚(タイワンドジョー、
カムルチー)
タイワンドジョーとカムルチーは、一般にライギョと呼ばれ、体形、生息地の環境、食性などが似ています。獰猛で、ザリガニや小魚まで何でも食べてしまいます。
- ソウギョ
川の下流の深いところに生息し、マコモ、ヨシ、ウキクサなど、水生植物を食べています。大きいものになると、1メートルくらいになるものもあります。
- タイリクバラタナゴ
アジア大陸や台湾が原産。川の浅いところにいて、藻類、水生動物などを食べます。体高が高く、大きなオスでは、菱形になっているものもあります。