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信濃川のQ&Aミニ知識

信濃川の生物
長岡~大河津付近

長岡~大河津付近

信濃川の中・下流域となる長岡市から大河津付近は、地形的に扇状地から平野部を形成し、広い河川敷にはたくさんの種類の生物たちが生息しています。

サカナ

アユ


アユ

春から秋にかけ、成長するするまで主に中流域で生活し、秋に下流へ下って産卵し一生を終えます。なわばりを持つ習性があり、友釣はこの習性を利用したものです。

コイ


コイ

2対のひげが特徴。流れのゆるやかな砂泥底にすみ、タニシ、シジミなどの貝類や底生生物、藻類、水草などを食べます。4 ~7 月、水草に産卵します。

ニゴイ


大きな川の中・下流域から汽水域まで、流れのゆるやかな砂底に生息。コイのなかでは塩水・汚濁・富栄養化に強く,カゲロウ類、トビゲラ類から藻類、小魚も食べます。

フナ類


信濃川にはキンブナ、ギンブナ(マブナ)、ゲンゴロウブナなど、さまざまなフナが生息。フナ類はコイに比べてひげがなく、タナゴ類より体の幅が大きい特徴があります。

カマツカ


川の中・下流の沿岸の砂れき底に多く生息しています。砂と一緒にエサを吸い込み、エラ穴から砂を出します。驚くと、砂のなかにもぐり眼だけ出して身をひそめます。

ヤリタナゴ


平野部のやや流れのあるところを好み、藻類や底生動物を食べます。産卵期は4 月~6 月、マツカサガイ、イシガイなどに卵を産みつけます。

ウグイ


ウグイ

川だけで生息するものと海と川を行き来するものがあります。3 月中旬から5 月中旬頃の産卵期、体に赤いたてじまが表れます。産卵は浅い砂れきの底でおこないます。

アブラハヤ


川の上・中流域の流れのゆるいところにすみ、底生動物や藻類、落下昆虫などを食べます。うろこが小さく、油をぬったように体表がぬるぬるしています。

オイカワ


環境によって食性が異なり、藻類、水生昆虫から落下昆虫、底生動物などを食べます。産卵期は5~8月、岸に近い流れのゆるやかな砂れき底に産卵します。

ナマズ


4対のひげがあり、川の中・下流域や湖沼など、水草の生えたところを好み生息します。夜行性で食いしん坊。小魚やカエルなども食べます。

ヨシノボリ


ハゼの仲間で、多くはふ化したあと海に下り、再び川に上ってきます。産卵期は、5 月~8 月上旬頃、背びれや体に婚姻色が表れます。

トリ

カワセミ


カワセミ

きれいな青色の背とオレンジ色の腹部をもったくちばしの大きな鳥です。清流にすみ、エサをとるときは水中にもぐって、魚を捕らえます。

セグロセキレイ


その名のとおり、羽色が白と黒の2 色からなり、背は黒色をしています。川の中流域で生活し、石のある河原を好みます。水生昆虫、クモ、貝などをたべています。

ハクセキレイ


細くとがったくちばしと長い尾を持ち、オスは頭から背、喉が黒く、顔は目のラインを除いて白色です。エサは、水生昆虫が主で、魚、クモなども食べます。

サギ類


ダイサギやコサギなど、サギ類も豊富に見られます。岸辺や水中で昆虫、カエル、ザリガニ、魚などをくちばしではさみとります。一部は旅鳥で冬南方へ渡ります。

コアジサシ(夏鳥)


コアジサシ

夏鳥として渡ってきて、広い川や河口などで見られます。集団で巣作りを行い、カラスなどが近づくと、皆で上空を鳴きながら飛び交い、攻撃します。

オジロワシ(冬鳥)


オジロワシ

イヌワシに似ていますが、より大きく、尾が白いので識別できます。水辺や海岸で多く見られます。大形の魚や水鳥を襲って食べることもあります。

イカルチドリ


川の中・上流の砂れきのある川原や中洲に生息しいています。小魚や水生昆虫などを主に食べています。北のものは、冬は南へ移動します。

ユリカモメ(冬鳥)


カモメ類のなかでは、川の下流から中流までさかのぼって生活しています。水草や泥のなかの小動物や昆虫、魚などを食べます。

コハクチョウ(冬鳥)


コハクチョウ

日本には冬鳥として渡ってきて越冬します。オオハクチョウとよく似ていますが、やや小ぶりです。警戒心が強く、エサは主に水草を食べています。

カモ類(冬鳥)


マガモ、カルガモ、オナガガモなど、冬鳥として渡ってきて、越冬します。主に、草や実、昆虫、貝などを食べます。



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