開催にあたって
全国の積雪地では、除排雪をはじめ、雪を克服するハード・ソフト技術のほか、雪を資源として積極的に活用する様々な試みが展開されています。しかし一方では、人口減少や高齢化の進展が深刻な課題となっています。
平成20年に策定された「国土形成計画」において、豪雪地域の高齢化や人口減少等の課題が指摘され、雪に強い安全・安心な地域づくりのための克雪対策の充実とともに、親雪・利雪の観点から雪や地域文化を活用した産業振興や地域活性等を図ることなどが求められてきました。
「ゆきみらい」も、このような背景とともに、克雪・利雪技術だけでなく、雪国の歴史・文化の継承など幅広なテーマを扱い、全国から大勢の方々が集って情報交換する場として大きく成長してきました。また、開催地の催し等も交えた冬のイベントとして、関係者だけでなく開催地の人たちにも親しまれています。
名称
ゆきみらい2022 in 白山
テーマ
『古代から現在、白山の恵みを世界へ』
開催地
「ゆきみらい2022in白山」は、現地開催からWEB上での開催となりました。
開催期間
令和4年1月27日(木)~1月28日(金)
主催
「ゆきみらい2022 in 白山」 実行委員会
実施内容
ゆきみらいシンポジウム
石川県白山市は、標高2,702mの白山を有する豪雪地帯から日本ジオパークの「白山手取川ジオパーク」に認定されており、「大地と自然と人々の生活」それぞれが深く関わり合っている地域です。
現在、「ユネスコ世界ジオパーク」の認定に向け、申請中であり、地域の気運が高まっています。
「ゆきみらい2022 in ⽩⼭」は、そのような⾃然豊かな地域において、雪がもたらす恩恵を再認識し、これからの「雪との関わり」について議論し、⽩⼭の恵みを世界へ発信することを目的としています。
開催日 | 令和4年1月27日(木)14:00~17:00(予定) |
会場 | WEB開催(オンライン配信) |
ゆきみらい研究発表会
雪国に住む多くの人たちが、安心・安全で快適な生活を続けるためには、雪氷技術の更なる開発・普及が重要です。ゆきみらい研究発表会は、今日的な課題である「冬期における災害対応」「冬期道路管理のICTと担い手」「地域資源を活かした雪国の観光」などに関する調査研究の情報交換や交流の場として展開します。
開催日 | 令和4年1月28日(金)9:30~16:15(予定) |
会場 | WEB開催(オンライン配信) |
ゆきみらい見本市
雪氷技術や情報、雪国に暮らす人々の文化・知恵などに関する最新情報を展示する見本市を開催します。
全国の企業・団体・行政などからの出展を有料で募り、ブース展示で情報交換を行います。
会場 | WEB開催 |
除雪機械展示・実演会
除雪機械の展示や実演を行い、高度化された最先端の機械や装置等を紹介するとともに、冬期の道路交通を確保し、雪国の生活を支える除雪機械をもっと理解していただくために開催します。
会場 | WEB開催 |
交流会 (有料)
「ゆきみらい」の参加機関同士の情報交換を通じ、連携や交流を深めます。
※交流会は中止となりました。