荒川水系河川整備基本方針

第1章 河川の総合的な保全と利用に関する基本方針

(1)流域及び河川の概要

【下流部の説明】
  狭窄部の花立から河口までの下流部は、新潟県下越地方の穀倉地帯が広がり、市場人気の高い「岩船米コシヒカリ」の産地として知られている。
 この花立には広大な耕地を灌漑するため、古くから頭首工が建設されており、現在の荒川頭首工は、羽越水害後に改修されたものである。
荒川下流部流域図
荒川下流部流域図

頭首工下流(河口から上流を望む)
頭首工下流(河口から上流を望む)
荒川頭首工
荒川頭首工

 魚類では、サケやサクラマスが遡上し、箱眼鏡によるカジカ捕りや河口部で遡上してくる魚を待つ姿は荒川の風物詩となっている。また、河川敷には、主にススキ、ツルヨシが繁茂し、水際にはタコノアシの群落、河口砂州にはハマニンニクが見られ、河川環境の整備により住民の憩いの場や自然学習の場として親しまれている。

サケ漁
サケ漁
丸山大橋とアユ釣り
カジカ捕り


目次へ戻る
前のページ 次のページ
page .......