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河川事業 最終更新日:2007.11.06

灰塚地区水衝部対策事業


阿賀野川の河道は、全国でも例をみない大きな湾曲部が続いています。特に新潟市灰塚地区、横越地区の水衝部(川の流れが強くあたる場所)では、堤脚付近に局所洗堀による深掘れが発生しています。

河床の洗掘

川が曲線になる箇所においては、川の流れが強くあたる場所のことを水衝部と言います。水衝部では下の図のように川の底が深く掘れてしまいます。これを河床の洗掘と言います。

洗掘メカニズム
流心から外側に向かって流れる水が堤防にぶつかり、新たな水の流れを発生させます。それが原因となりどんどん水衝部の河床が洗堀され、堤防が破壊されてしまします。

対策工法

ベーン工法
河川湾曲部の河床深掘れを小さくし、外岸侵食の危険性を小さくするとともに、望ましい河川の環境を作り出すのがベーン工の役割です。

ベーン設置状況
対策の効果
ベーン工を設置すると深掘れが浅くなり、堤防の安全を守ることができます。

二次流の発生する場所にベーンを設置すると、二次流が弱められ河床の洗堀を弱めることができます。ベーンとは英語で羽根の意味であり、図のように流れを制御し、外岸側の局所洗堀を防ぎます。

ベーン工法の効果
下に示す図は灰塚地区の1断面ですが、堤防付近で洗掘を受けていた箇所が堆積し、ベーンを設置したことによる効果が現れてきていることがわかります。これは前述したように、ベーンの抗力により2次流が弱められ、外岸側の堆積を促し、また流心が河川中央に移動することから、堤防の安全確保に効果があります。
これまで侵食を受ける箇所はほとんどがコンクリートの護岸を用いてきました。しかしこのベーン工法を利用することによって自然に近い状態を作り出すことができるようになります。

モニタリング

今後もベーン工の施工と合わせてモニタリング(効果把握)を行います。モニタリングは下記の項目を予定しています。
(1)ベーン工効果把握のための横断測量、流況解析
(2)環境面への効果把握
などについて引き続き行っていく予定です。

ベーン工法の今後

ベーン工法は経済的であり、効果も期待される工法です。今後、施工に適する河道においては対策案として重要な工法になってくることが予想されます。灰塚においては今後も調査及び施工に取り組んでいきます。

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