昭和42年8月28日に、 この地方をかつてない大雨が襲い、荒川は氾濫し、住宅や田畑を飲み込み、また、たくさんの死傷者を出し、この地域に壊滅的な被害をもたらした「羽越水害」が起こりました。
この羽越水害を契機に、このような災害から流域を守るため、堤防の強化、嵩上げや洪水調節施設(ダム)の建設などが行われてきました。
大石ダムは、この羽越水害を契機に計画され、「洪水調節」と「発電」を目的とした多目的ダムとして建設されました。

水に浸る荒川町の中心部

泥沼と化した田畑

濁流に流される荒川水力電気株式会社
- S42羽越水害の被害内訳
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- 浸水面積 死者・
行方不明者全壊・
流出家屋半壊・
床上浸水床下浸水 被害総額
(S42当時)新潟県 4,907ha 88名 972戸 7,246戸 1,676戸 約188億円 山形県 968ha 2名 84戸 835戸 282戸 約38億円 出典:
「昭和42年水害統計」
但し、死者行方不明者は「昭和58年度版山形県河川便覧~山形県土木部河川課」「羽越水害 (42.8.28)復旧の記録~新潟県土木部」による