ほくりく学ぶくん通信
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VOL.12のはじめへ
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vol.12 大きな川の水辺に近づき、水とふれ合う学習
水系をたどって広がる学習近くの小川から遠くの大河へ
とりまとめ・発表会へと発展させる

 総合学習では、「環境調べを通じて地元に対する意識を高めること」、「自分でテーマを決めてとりまとめ、人に伝えること」、「学習を通じて他の人と協力しあうこと」などが学習目標として挙げられます。飯小学校4年生では、関川での体験学習のあと、第1学期から行ってきた川での総合学習の成果がまとめられ、10月29日に発表会が開かれました。15グループに分かれ、3つの川の水質や生き物、今と昔の変化などについて発表されました。紙にまとめるだけではなく、紙芝居やクイズ形式などの工夫が見られました。
 3つの川での体験学習、比較を通じて、子供たちの地元の川に対する認識は深まりました。生き物についても、ただ魚がいるという結果で満足するのではなく、川の形や水質との関係にも考えが及ぶようになりました。たとえば、「大瀬川や正善寺川と比べて関川の魚の種類が多いのはなぜか」、「関川には、魚のすみかとなる深みがあり、隠れ場となる濁り水があるから魚が多いのではないか」、「魚を食べるサギが多いのは魚が多いことと関係しているのかもしれない」といった、水質から生態系での位置づけなども考えるようになってきているようです。
 今後は、第3学期まで同じテーマでも不明な点についてより踏み込んだ学習をすすめ、他の河川との比較を行うなどして学習を深めていきます。


とりまとめ・発表会
発表会
発表会「みらいっ子 in 水のひみつ」の様子
とりまとめた成果 とりまとめた成果
とりまとめた成果

高田河川国道事務所による今回の支援内容
流速や水質測定の器具の使用
(浮子、パックテスト用品、透視度計など)
説明資料、副読本「わたしたちの川」の配布
安全管理
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国土交通省北陸地方整備局