上越市の高田平野の西側には河岸段丘が広がっており、上越市立飯小学校はその段丘上に建っています。近くには小川や森がある自然豊かな場所です。
同小学校4年生は、総合学習として第1学期から川に関わる調査活動を進めてきました。まずは、身近な場所にある川探検として、学校に近い大瀬川に入って生き物調べやゴミ拾いをしました。次に、少し離れた正善寺川に出かけて植物や指標生物に注目し、大瀬川との違いについて考えました。カニやカメなど予想以上に生き物が多くいるという結果を受けて、地元の川への認識が深まります。
もっと下流を調べたいという子供たちの要望に応えるため、大瀬川や正善寺川が合流する関川での学習を先生は企画しました。関川は市の中心部を流れる1級河川で川幅が広く大きな川です。学校からやや離れた場所にあり、子供たちは今まで橋の上から見る程度の機会しかありませんでした。
事前に本などで関川について調べ、それから、川に行って確かめることにします。しかし関川は川幅が広く水深もあって危険な場所が多くあり、安易な計画は立てられません。川に安全に近づけて、子供たちが水にふれ合えるような場所はどこにあるのでしょうか。
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