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| 創意工夫で信濃川のすべてを学習の素材に |
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今回、国土交通省が協力したのは港湾の部分でしたが、実は、吉田北小学校の狙いは港湾そのものではなく、信濃川をテーマとした学習の一環として取り上げたものだったのです。
同校4年生では「総合学習」と「社会科」の学習を合わせて全4 回の計画で「信濃川探検」を行っています。これまでに、探検の端緒となった浄水場から西川、大河津分水、三国川ダムを訪れ、学習を重ねてきました。児童からは「信濃川の源流が見たい」というリクエストもありましたが、他県に及んでしまうため三国川ダムの見学に落ちついた経緯があるそうです。
総合学習では、地元にある素材がテーマになりがちです。しかし、同校にとっては距離的に見ても信濃川は身近な存在ではなく、もっとも近い西川でさえ縁の薄い存在だといいます。それにも関わらず、上流から下流までが学びの対象となった経緯は、「存在の遠近ではなく、人間の血管のように川が生活に深く関わっていることを学ぶため」だったからです。
学校を拠点に学ぶには距離の遠い見学先ばかりで時間がかかりますが、総合学習だけではなく社会科や国語科の要素を織り交ぜることで、授業時間を構成するという工夫も凝らされています。同校の「信濃川探検」は、工夫と考え方次第で、信濃川にある多様な施設を利用した、壮大なテーマ設定が可能なことを示す好例といえそうです。 |
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| 新潟みなと館で、新潟港についてレクチャーを受ける。メモを取りながら熱心に聞き入っていた |
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| 新潟みなとトンネルには自転車・歩行者用のトンネルもあり、安心して通行できる |
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| 新潟港湾・空港整備事務所による今回の支援内容 |
●新潟みなとトンネル、みなとタワー、管制室の見学
●新潟みなと館でレクチャーとビデオ上映
●資料提供 |
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