| 信濃川河口と一体となった新潟西港 |
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総合学習の学習テーマは、従来の社会科や理科の学習テーマと重複することが多いものです。それだけに他教科の授業内容とのバランスや調整に苦慮する先生方も多いと思います。
今回、吉田北小学校の4年生54名が総合学習の一環として訪れた新潟西港の関連施設も、社会科の内容と大いに関係のある場所です。
信濃川河口にある新潟西港は、佐渡島や北海道に向かうカーフェリーや国内外の物流を担う貨物船が出入りする、北陸を代表する特定重要港湾です。ここでは、港口の海底を横断する「新潟みなとトンネル」、その換気塔を利用した港を一望できる展望台「みなとタワー」、新潟みなとトンネルについて学べる「新潟みなと館」の見学が可能です。見学日などの条件が合えは浚渫兼油回収船「白山」を見学することも可能です。
「港は社会科でも学びますが、それ以上にもっと深く調べたい、という部分は総合学習で行うことにして棲み分けました」と吉田裕介先生。今回は実際に港を見て、港と人との関わりについて学習を深めることが目的でした。 |
| 水上、海底、展望台から港湾の姿を学ぶ |
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当日、信濃川ウォーターシャトルに乗船し、信濃川河口と一体となった新潟西港の様子を船上から見学した児童たちは、「山ノ下みなとタワー」から「新潟みなとトンネル」に入り、徒歩で約1km対岸にある「入船みなとタワー」に向かいました。そこで出迎えた国土交通省担当者の案内で「新潟みなと館」を訪れ、新潟港について説明を受けました。児童たちは新潟港には西港と東港があること、どんな船が新潟港に出入りしているのか、どんなものが運ばれてくるのかなどについて、担当者の説明とビデオで学びました。
そして、次に向かったのは「みなとタワー3階」にある管制室です。ここには、トンネルの様子を監視する大型スクリーン、換気や照明、防災設備の制御盤があり、新潟みなとトンネルを集中管理しています。整然とした室内で「かっこいい」と控えめな声がもれるなか、熱心に説明に耳を傾けていました。
最後にエレベーターに乗り最上階の展望台から新潟西港を一望した児童らは、疲れも見せず、国土交通省担当者に元気よく一礼をして、帰途につきました。 |
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