ほくりく学ぶくん通信
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川でこんな調査をしてみました!夏休み、常願寺川で水生生物調査を実施
川にはこんなに生き物がいる!立山中央 小学校の児童28名が常願寺川を調べる
さて常願寺川の水質の判定は?
学校の理科室に戻り、1日の結果を集計して水質を判定
 「こんなに生き物がいるとは思わなかった」「ふだん川に入ることがないので楽しかった」「常願寺川に来られてよかった」と口々に素直な感想を言う児童たち。3地点での調査を終えると、結果をまとめるために学校の理科室へと戻りました。
 富山河川国道事務所からの説明を受けながら、調査の集計をして水質を判定した結果は、半俵川合流付近で「少しきたない水」だったほかは、「きれいな水」という判定でした。
 水生生物よりも魚捕りに熱心で判定不能だった班もありましたが、「楽しく遊ぶ中で体験して学習する」という立山中央小学校のねらいには合致したようです。2学期から始まる「私たちの常願寺川・パート2」を前に、今回の水質調査は予習としての役割も果たし、有意義な夏休みの一日となりました。
富山河川国道事務所による今回の支援内容
交通手段としてバス2台 調査器具一式(貸与)
調査テキスト、下敷き 門指導員5名の派遣
先生の声
学校単独での限界を
克服できました
立山中央小学校
上島 陽一郎先生
総合学習では校外活動が欠かせません。しかし、引率の大変さや川という場所での安全確保、とくに交通手段の確保が問題です。学校から歩いていける範囲なら良いのですが、バスのチャーターは予算的に大変です。その点、今回は移動手段を提供していただいた上、安全で効果的に学習ができる場所で専門家の指導を受けられるなど、子供たちにとっても充実した内容でした。今回の場合、国土交通省側と私たち学校側のねらいには違いがありますが、互いに目的は果たせたと思い良いきっかけにもなりました。今後も機会があれば、こうしたプログラムを総合学習と関連付けてみたいと考えています。
国土交通省から
多様なプログラム、
総合学習支援メニューを
もっと気軽に
活用してください
富山河川国道事務所 河川環境課長・酒井 幸雄
水生生物調査は管内では4つの河川で参加校を募り、毎年行っている事業です。今回は事前に行った総合学習に関するアンケートで「水生生物調査」に関心を示していた学校の中から立山中央小学校を選ばせていただきました。私たちは日頃から学校へお伺いする「出前講座」や資料の提供などで総合学習のお手伝いを行っています。今回のような野外活動プログラムも実施しています。私たちには川や道など社会資本に関するノウハウや人材がありますし、移動手段の提供も可能です。総合学習の相談窓口として常に開かれた場所でありたいと思っています。ぜひ、積極的にご相談ください。
 
国土交通省北陸地方整備局