土石流の実験で砂防への関心と理解が深まった |
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「小学生インタープリベント2002」に向けた総合的な学習の一環として、さる8月23日、白馬北小学校4年生の児童たちが松川河川公園を訪れ、自然探索会が行なわれました。
2台のマイクロバスで到着した児童たちは、まず、砂防と土砂災害についての学習を行いました。
ワークショップバスに設置された大型のワイドビジョンから放映された「僕は砂防の専門家」は、実写とアニメを織り交ぜた構成で、土砂災害や砂防、その背景となる地質や地勢について分かりやすく紹介したビデオです。児童たちは熱心に見入り、時折、要点をノートに一生懸命メモする姿が印象的でした。
その傍らには、砂防堰堤がある場合、ない場合との比較ができる大型の土石流実験装置が用意されました。この模型では、土石流そのものを実際に再現することができ、砂防堰堤の効果が一目でわかる興味深い実験が行えます。模型の上流にはたくさんの小石が置かれ、バルブを開けると土石流が発生する仕組みです。実験が始まり、大量の水とともに小石が勢いよく流れ落ちる様子に、児童たちは一様に目をみはります。感想を聞いてみると、「凄かった」「面白かった」と返ってくる言葉こそシンプルですが、児童たちの興奮する様子からは、それ以上の感動と発見を会得していることが十分に伝わってきました。
やはり、こうした実験は注目度・理解度ともに高く、有効な学習手段のようです。実験は繰り返し行なわれました。 |
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