信濃川下流域において出水をもたらす気象特性 〜信濃川下流域における注意すべき気象条件〜
近年、地球温暖化や気候変動等の影響により台風や前線性豪雨、線状降水帯を伴う豪雨の増加による災害は増加しており、その傾向は今後も続くと見込まれています。
信濃川下流河川事務所管内においても平成16(2004)年7 月梅雨前線豪雨など、大きな出水が近年発生しています。
過去の主要洪水の前線の位置と降雨のタイミングなど、気象要因等を整理することにより、防災対応が必要な気象特性を把握することができ、実質的な河川管理につながると期待されます。
そこで、信濃川下流域の出水と気象の関係を理解してもらい、出水時の警戒・避難などの防災対応の参考にしてもらうことを目的に、信濃川下流河川事務所では、信濃川下流域に見られる様々な気象現象の特徴を整理し本書を作成しました。