海岸保全への取り組み
美しい砂浜を守るために
新潟海岸では、国土の保全上特に重要な海岸として、国の直轄事業により侵食対策のため海岸保全施設の設備が進められています。信濃川下流河川事務所では関屋分水路左岸から新川漁港までの延長約8kmの海岸について昭和52年度より離岸堤や人工リーフさらにはヘッドランドを中心に整備を行い、現在では砂浜の回復が見られています。
なお、新川漁港から東側の約4kmは、事業効果の発現により平成20年度に直轄事業を完了しました。
また、平成19年度より金衛町工区においてヘッドランド、人工リーフ及び養浜による砂浜の回復を図っています。
自然環境と共存した海岸保全事業の取り組み
砂浜の回復は、昔の新潟海岸にみられた豊かな自然環境の回復に寄与するものです。一方、今ある豊かな自然環境に影響を与えないよう考慮する必要があります。
そこで、今後数十年に渡り工事が予定されている金衛町工区では、定期的に環境モニタリングを実施して環境の状況を確認しつつ進めていくことにより、自然環境と共存した海岸保全事業の取り組みを目指しています。