〜梓川上流床固工群〜
さて、お昼も食べてお腹一杯になった頃、
我々「「アルプス紀行」隊は明神橋のほうへ行きます。
ワイヤネット砂防えん堤と底面スクリーンえん堤で「こんな砂防もあるんだぁ」と
思った後にでてくる砂防とは!?
その砂防施設は明神橋のところにありますのでそこまで上高地の
自然を勉強しながら歩きます。
歩いていく途中は上高地のパークボランティアの方に案内していただきました。
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パークボランティアの方から色々説明を受けています。 つくづく知らないことが多いなぁと思いました(^_^;) 左の写真は、当日の明神岳です。上高地の山はほとんど雲がかかっていたのですが、明神岳は雲がかかっていなくて、キレイに写真が撮れました。 |
だいたい1時間30分くらい歩いて明神橋へ到着!
右岸側に渡って、梓川上流床固工群前につきました。
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上の写真が「梓川上流床固工群」です。 この写真は明神橋のちょうど真ん中ぐらいから上流に向けて撮った写真です。 よく見ても砂防らしきものはありません。 そうです!ここは砂防がわからないように設置してあります。それは「上高地」だからなのです。景観に配慮してます。 具体的には、帯工っていう砂防施設を川底に埋めています。帯工って ![]() いうのは、川を横断する形で設置し、河床を固定するための段差がないものです。 ほかの河川は両岸部分に砂防えん堤が少し見えるのですが、上高地では全く見えないようにしています。 理由としては・・・、 昭和57年、58年に当時の国土庁、環境庁、林野庁、建設省の4者が集まって下記のようなことに配慮して、事業を頑張っていきましょう!としました。 ![]() |
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説明してくれないとここに砂防施設があるなんて信じられません! 皆さん、興味深そうな顔をしていました(~o~) |
●橋の上流部に帯工がなされていることは聞いていたが見たところ全くわからず、どういうふうになっているのだろうと疑問に思っていた。じっくり説明が聞けてよかった。冬期工事は大変だろうと思う。その様子を一度見たいものです。 ●砂防施設があるということを聞かないと、気づかない場所でした。冬の工事風景も見学したいものです。 ●上高地の梓川本川でコンクリート構造物が目につかないことがわかりました。しかも、真冬での施工ということで積雪2メートル、外気温で-25℃という厳しい寒さの中で環境に配慮しながら自然にやさしい施設や工法で行われているとのことで、関係4省庁の皆さまの努力と舞台裏の様子を知ることができました。 ●梓川の砂防事業の重要性について関係者の説明でよく理解できました。目には見えない位置に構造物設置されこの河床の安定を図っているとは想像しませんでした。ややもすると経済性が重んじられる昨今、経済性以上に自然環境や景観を重視し、そのうえ強度を損なわない(下にコンクリート構造物を設置し、その上に現地の玉石をひとつひとつ集め、蛇篭にして護岸工事をする、などなど。)工法は「この上高地には重要なこと」だと思いました。 ●人の目にまったく触れることのないように設置され、緑化の推進と保全ということで自然環境や美しい景観に配慮した砂防事業はすばらしいと思った。また、冬期施工ということで大変な苦労だと思う。 ●観光地であることに配慮してほとんど人工物であることを感じさせない砂防と、冬場の悪条件の中で人々が苦労されて工事を知り、その配慮に頭が下がる思いがしました。 ●護岸工は、画に描いたような美景観。しかも帯工は河道の下にあるという。河床材で埋め戻しているため、現在まったく目に触れることないとのこと。しかも盛土部に笹を移植し、緑化促進、全てがすばらしい。知らない人に教えてやろう。冬期施工の話を聞いて只々、頭が下がるばかりです。 ●見えないところにこんなにすごい帯工工事がされていることに驚きました。知らなければ全く気づかずに通り過ぎてしまうこの場所に、このような工事があることを知ってこれからは少しでも気をつけて見て歩きたいと思いました。護岸にも景観を損なわないような工夫がされており勉強になりました。 ●沢山の観光客が護岸工の蛇篭の上で休息をしている。梓川の河原下に帯工が敷設されている事を多くの人は知らない。コンクリートの剥き出しも全く無い。周りにはケショウヤナギだろうか。樹木も多い。川の流れも自由になっている。また、例外的にしか工事をしていない。上高地なればこそか。場所それぞれの環境に応じた工法が研究されていると感心しました。 ●美しい自然を守るために人の目に触れることのない所に工事が施工されている事に驚きました。また観光客のいるときをずらして冬場に気温-25℃、積雪の深い中、工事をしていると聞き、頭がさがりました。 ●前々からあの辺りはずいぶんきれいになったとは感じていたが、厳寒の冬場に景観に注意を払いながら工事をしている話を聞き、頭がさがりました。地下にもぐり今は見えない帯工、また護岸の蛇篭など美しい上高地に溶け込んで、工事関係者の苦労を知る人は少ないだろうが私たちは知っている。頑張ってください。 ●人目に全く触れない帯工の河床の保全、しかも人目に触れないので景観上問題もなく護岸、まわりの樹木の保存などにも配慮され、また工事にあたっても冬期施工、汚濁防止、現地の玉石の使用など工事中についても環境に配慮については、ただただ感心しました。山間の急な土地、気象条件、観光地、地質、いろいろな場面において災害対策にもあらゆる気遣いがあると感心しました。 |
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