〜上高地防災情報管理センターでの砂防講座〜
さて場所を変えます・・・。
次は上高地にある当事務所施設、上高地防災情報管理センターです。
ここでは、当事務所長から梓川全体の砂防事業と焼岳監督官
(焼岳及び上高地内での砂防事業について監督している人。)
から上高地に限った砂防事業について監督官的立場からの講座を行います(^o^)
皆さんは、上高地で砂防事業を行っていることはご存じでしょうか?
実は、上高地では陰ながら上高地を守るための仕事をしている人たちが
いるのです。普段はその人たちを見ることはできません。
誰もいなくなった冬場に仕事をしています。
そうして、すばらしい上高地の風景を安心して見ることができるですねぇ(^-^)
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事務所長植野の講座です。 梓川上流での砂防事業について話しています。 今管内にある3つの流域の中では一番歴史がある管内です。 |
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焼岳監督官の大月の講座です。 現場に沿ったお話なので大変興味深い話が多かったです。 会員のみなさんも熱心に聞いております。 |
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みなさんすっごく真剣でした。私の学生時代とは全然違います(^_^;) |
●梓川の源流域における、急峻な山々(奥穂高岳、涸沢岳、北穂高、南岳、槍ヶ岳といった3,000メートル級の山々)を連ねた麓の上高地は、土砂災害の頻発域であり、この地における防災事業の重要性は、ここを訪れて説明を受けると手にとるようにわかる。その被害はその地にとどまらず、下流域まで大きく影響するため、多くの砂防事業が取り入られ被害の発生を防ぐ努力がなされていることがわかった。これらの事業が「厳冬期に行われている」とのことに驚きを隠せなかった。上高地の冬は早く、そして厳しい、当然作業効率や安全面、経済性からも極めて劣悪な条件下であることが伺える。しかしながらこれらの事業が「観光シーズンを外して行われている」とのことに、二度びっくりした。 ●上高地を守るための工事を冬の寒いときにしてると初めて知り、驚きと大変さを感じました。地質も知り、上高地を守るために関わっている人たちにありがとうと感謝です。 ●日本有数の観光地、上高地に沢山の防災事業が多くの方々の思いと力があることを知り、これからここを訪れるとき、違った見方が出来、感謝しながら歩くようになるでしょう。 ●国として「上高地を守る」ことに相当、力を入れていることがわかった。後世に残すべき景観だと改めて感じ、貴省ら関係者の努力に敬意を表します。 ●自然に逆らって(そこに生活する人々また訪れる人々のためとはいえ)作業する人々のご苦労がわかりました。 ●180万人の観光客が訪れる上高地、それを支えているのが砂防事業である。観光客の人々にも「環境保全と災害対策」をもっと知ってもらってもいいのではないか。 ●焼岳は現在も大きく崩壊しており、この崩壊をいかに少なくするかが大きな課題と感じた。大正池の中間地点に流れ込むとのことであるが上高地の景観をいかに守るかが大きな課題と感じた。 ●大正池の成り立ち、また未来の大正池についても想像できます。自然に逆らって現在の姿を残すことはできない事だと思う。今の大正池を見ることが出来たことはよかったなと思います。 |
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