交通改善の達成目標

• 渋滞の解消・緩和を図るための交通施策の実施により、経済活動の効率化、都市圏の活力向上、交通に起因する環境負荷の低減等を図り、豊かで暮らしよい地域の実現を体感してもらうため、方面別の所要時間の短縮を交通改善の達成目標に掲げる。
• 公共交通機関についても同等以上の効果発現を目指す。

施策目標

• 達成目標に掲げる所要時間短縮を達成するため、以下の２つの指標を用いて施策目標を設定し、計画期間内における総合的かつ効果的な施策体系を方面別に構築する。
  
  • 外・中・内環状道路や放射幹線道路等の整備による交通容量の拡大率
  • ＴＤＭ施策やマルチモーダル施策の実施による自動車交通量の削減

時間損失額の考え方

• 時間損失額は渋滞による時間損失を貨幣価値に換算したものです。
• 渋滞がない場合において、道路のある区間を通過するために必要となる時間を｢基準時間｣とします。
  

  ｢渋滞による損失時間｣(右図中の赤の斜線部分)
  ＝「実際の所要時間」−「基準時間」

• ｢渋滞による損失時間｣に、自動車が持つ時間賃金と走行台数を加味して地域内で足し上げたものをその地域の｢時間損失額｣とします。
• ｢自動車が持つ時間賃金｣は一人当たりの時間労働賃金、自動車一台当たりの乗車人員及び自動車の使用料相当額を考慮して設定しています。（例：乗用車＝55.82円/台・分）