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砂防・地すべり対策事業

最終更新日:2007.04.26

砂防・地すべり事業

砂防事業

 阿賀野川の実川・馬取川流域は飯豊山系の荒廃地より多量の土砂が流出し、阿賀野川本川の河床を高めて洪水氾濫を起こしやすい状態とする危険性が高く、阿賀野川本川の治水上重要であるとの観点から、直轄で砂防事業が行われています。
 砂防事業は、一時的に多量の有害な土砂の流出を防止するための砂防ダムを中心に整備されています。
 砂防ダムの整備にあたっては、実川や馬取川の豊富な自然環境をできる限り破壊しないよう配慮することとしており、スリット式の魚道が整備されています。
実川第1号砂防ダム
実川第1号砂防ダム

 

地すべり事業

●赤崎地すべり
 赤崎地すべりは、阿賀野川右岸の新潟県阿賀町(旧鹿瀬町)赤崎山の急斜面で発生し、地内に通っているJR磐越西線や県道などが被災しました。
 地すべりの移動土塊により、阿賀野川の河道が一部閉鎖されて湛水被害の危険があるため、昭和56年(1981)4月から国の直轄地すべり対策事業を行っており、地下水排除対策により地すべり活動は沈静化しつつあります。
赤崎地すべり全景
赤崎地すべり全景
●滝坂地すべり
 滝坂地すべりは、阿賀川右岸の福島県西会津町豊洲の阿賀川・笹川合流点で発生し、地すべりの移動土塊により阿賀川をせき止めたこともある警戒を要する地すべりです。
 河道が閉塞すると、上流側に浸水被害が発生し、決壊した場合には下流に氾濫被害を与える危険があります。面積約150haに及ぶ我が国最大級の地すべりで、平成8年(1996)4月から国の直轄地すべり事業を行っています。
滝坂地すべり全景
滝坂地すべり全景
●地すべり対策工
 地すべりが発生する際の引き金として、最も一般的なものは、降雨や融雪などの浸透による地下水位の上昇です。そこで、地すべり対策として、降った雨や地下水を早く取り除く工事が進められています。
 赤崎・滝坂の地すべり対策は、集水井・集水ボーリング・横ボーリング工・水路工・排水トンネル等の工事が実施されています。また、地すべりの活動を早くとらえて安全に対処する為に、GPSなどさまざまな監視装置による観測体制の整備も進めています。
地すべり対策工の模式図(抑制工・抑止工)
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その他

  詳細:砂防・地すべり対策事業
        ( http://www.hrr.mlit.go.jp/agano/jigyou/sabou/index.html

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