国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

信濃川の生きものたち:陸上昆虫・水生昆虫

 信濃川下流では、水中におよそ100種類、陸上におよそ780種類の昆虫がすんでいます。
 きれいな羽をはばたかせて空中にあそぶチョウ、バネのようなしなやかな足で高くジャンプするバッタ、空中でつぎつぎとえものを捕まえ、むしゃむしゃ食べるトンボ、幼虫の時期を水の中ですごし、成虫になると陸上ですごすものもいます。
 ここでは、その中から良く見られるものを紹介してています

イチモンジセセリ

体つき:前はねの長さは2cmくらい。こげ茶色で、前はねには白い点が8個ある。

イチモンジセセリ
エンマコオロギ

体つき:体長2.0〜2.5mm。地面の上で生活していることが多い。黒っぽい体の色をしているので、地面や落ち葉の色と見わけがつかなくなる。コオロギやバッタのような小さい動物はこのようなやり方で、自分を食べようとする敵から身を守る。草むらの間を飛びはねるための後ろあしが発達している。でもはねをはばたかせて空中を飛ぶことはうまくない。

エンマコオロギ
オオルリハムシ

体つき:体長1.2mm。黒い。背中は緑色またはにぶい赤色にてかてか光る。日本海側のものは、紫色の帯がある。新潟県:準絶滅危惧種

オオルリハムシ
キアゲハ

体つき:はねは黄色で、前ばねの表がわのつけ根に黒い部分がある。ナミアゲハににているが、キアゲハは前ばねの根もと全体が黒っぽくそまるので区別できる。幼虫は黒と緑のしまもようで、だいだい色の点がちらばる。

キアゲハ
クロアゲハ

体つき:大型のチョウで、はねはおもてもうらも黒い。後ばねのうらにはふちに赤いもようが並ぶ。オスには、後ばねのふちに白いおびがある。後ばねの下が尾のようにすこしとび出す。

クロアゲハ
ナゴヤサナエ

体つき:体長4.2〜4.6cm。左右の目が少しはなれている。はらの周りに黄色いもようが輪のようにつく。新潟県:準絶滅危惧種

ナゴヤサナエ
ナミアゲハ

体つき:体は黄色く、黒いもようが入る。キアゲハににるが、ナミアゲハは前ばねの根もとが黄色と黒のしまもようになっているので区別できる。

ナミアゲハ
ノシメトンボ

体つき:体長2.5〜3.2cm。赤トンボのなかまでは大きい種類で、はねの先に黒っぽい帯がある。

ノシメトンボ
ハグロトンボ

体つき:体長40〜52mm。オスは黒い。メスは茶色っぽい。

ハグロトンボ
ヒメアカタテハ

体つき:アカタテハよりも小型で、小さなアカタテハという意味で名前がつけられた。オスとメスの見わけはむずかしいが、メスの方がはねにまるみがある。

ヒメアカタテハ
モンキチョウ

体つき:全体に黄色く、前ばねのはじが黒っぽくなる。後ばねのまん中には、オレンジ色のもようが左右に1個ずつある。

モンキチョウ
モンシロチョウ

体つき:はねは白く、前ばねの先に黒いもようがある。スジグロシロチョウににるが、はねのすじはあまり黒っぽくならない。

モンシロチョウ
シリナガマダラカゲロウ

水中の石のくぼみの間にすみ、どろをかぶってはい回っていることが多い。

シリナガマダラカゲロウ