はじめに

第1章
新潟県中越地震の概要
第2章
北陸地方整備局所管施設
等の被害及び応急復旧状況
第3章
様々な支援の取り組み
第4章
北陸地方整備局所管施設
等の本復旧及び復興
第5章
地震発生後の動き
第6章
地域への情報提供
第7章
参考資料



国土交通省
北陸地方整備局


第3章 様々な支援の取り組み

第11節/国道291号の復旧
1.被災状況
2.直轄権限代行による災害復旧
3.緊急に行われた各種調査
4.降雪までの壮絶な緊急復旧
5.復旧計画の策定
6.本格的な復旧工事の開始
7.復旧工事の進捗状況
8.復興・活性化を支援する道路復旧

4  降雪までの壮絶な緊急復旧
 被災地は日本でも有数の豪雪地帯であり、例年12月上旬には本格的な降雪期を迎える。新潟県や地域からの「降雪までに住民の一時帰宅を実現させてほしい」との強い要請に応えるべく、工事開始から降雪までの1カ月間で緊急復旧を完成させるため、昼夜を徹した工事を行った。国道が原形をとどめず、陸上からの進入が不可能な区間では、工事用道路を造るため、資機材を自衛隊のヘリコプターにより空輸した。
 工事着手から25日目の12月5日、復旧工事用道路が完成し、同日、孤立していた山古志村梶金地区から、この道路を利用して自家用車や家財道具を搬出させることができた。道路には、その後CCTVカメラを3台設置。地震発生から2カ月後の12月22日、被災地は本格的な降雪に見舞われ、復旧工事を休止した。
年が明け、2月には、地滑り対応のためのボーリング調査を実施した。
 建設機械の空輸状況を写真3-11-7 、復旧工事の状況を写真3-11-8、山古志村梶金集落住民による自家用車搬出の状況を写真3-11-9に示す。

写真3-11-7 自衛隊ヘリによる建設機械の空輸状況 写真3-11-8 復旧工事の状況(山古志村竹沢)
写真3-11-7 自衛隊ヘリによる建設機械の空輸状況


写真3-11-8 復旧工事の状況(山古志村竹沢)


写真3-11-9  山古志村梶金集落住民 による自家用車搬出の状況(H16.12. 5 )
写真3-11-9  山古志村梶金集落住民 による自家用車搬出の状況(H16.12. 5 )

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