お知らせ

記者発表
国営越後丘陵公園「第4回 国際香りのばら新品種コンクール」受賞品種が決定しました!

2010年11月26日

 国営越後丘陵公園は、世界で初めてばらを香りの分類別に植栽したばら園を持っています。ここでは、6種類の違った系統のばらの香りをそれぞれのブロック毎に楽しむことができます。

 最近、香りに対する関心も高まっている中、国営越後丘陵公園では、香りのばら園」の魅力の向上を図るとともに、積雪・寒冷地から「進化するばらの香り−故きを温ね新たなる香りの発信−」をテーマに、国際香りのばら新品種コンクールを行っています。

 応募された苗はこの越後丘陵公園の試作場に植えられて、その後2年間は同じ条件のもとで試作場にて育てられます。そして毎年春と秋に、ばらや香りの専門家で構成された審査委員会が厳正な審査を実施します。本コンクールで入賞したばらで特に優れたものは、越後丘陵公園で引き続き栽培され、その姿、形、さらに香りで、来園者を楽しませることになります。

 この度、平成20年度に募集をして、7ヶ国(日本・イギリス・デンマーク・フランス・ドイツ・アメリカ・中国)の27 人の育種家から、63 品種の出品がありました「第4回国際香りのばら新品種コンクール」の審査を終了し、別紙のとおり受賞品種が決定しましたのでお知らせいたします。

 受賞作品は、来春の香りのばらまつり(5月下旬〜6月中旬)にご覧いただくことができます。また、同期間中に表彰式も開催する予定としています。

第4回 国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」受賞結果(抜粋)

国土交通大臣賞(金賞を受賞した品種の中で最高得点を得た品種)
Entry No.43 S(シュラブ)系
品種名: ストロベリー・ヒル
作出者:David C.H. Austin(イギリス)
審査概要:シュラブ系金賞で国土交通大臣賞と新潟県知事賞をダブル受賞。イングリッシュローズに顕著なアニス(ミルラ)ようの香りが強く、香り点が出品品種中、 最も高く、他の形質についてもそれぞれ評点が高く、バランスのとれた品種であった。ダマスクとハーブのアニスようの香調との調和が極めてよい。インドールが香り全体を強め、拡散性を高めている華やかで洗練された香り。
新潟県知事賞(金・銀・銅賞を受賞した品種の中で“香り”部門での最高得点を得た品種)
Entry No.43 S(シュラブ)系
品種名: ストロベリー・ヒル
作出者:David C.H. Austin(イギリス)
審査概要:国土交通大臣賞とダブル受賞。
長岡市長賞(一般来園者による人気投票で最も得票の多かった品種)
Entry No.28 F(フロリバンダ)系
品種名:Charlottenburg(TM) Poulcas034(N)
作出者:Pernille and Mogens N. Olesen(デンマーク)
審査概要:大輪でカップ咲きからクォーター咲きとなる花型と印象的な花色が大きなインパクトを与える。ティーの香りにグリーンアップルようのフルーティノートのある新鮮で親しみやすい香り。
問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 国営越後丘陵公園事務所
総務課長 佐藤 栄
電話:0258-47-1471          
ホームページ:http://echigo-park.jp/